meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

昭和おじさんと思春期おじさん

気がつけば、どっちを見てもおじさんばかりである。職場では昭和のおじさんが知ってか知らずか昭和の価値観を撒き散らしている。プライベートではおじさんが逃避行中である。今更思春期で、まぁ、そんなこともあるかとも思うが、正直、勘弁して欲しい。 人間…

データに騙されるな、と、データ至上主義

データ至上主義の話を少し前に書いた。要はデータの権力が高まっているってことで、これは、なんだろう、科学って考え方が力を持っていった流れに似ているように考えている。データは事実だからコンセンサスがとりやすい。だから、そこをベースに語ろう、っ…

休めない。

『休息の科学』って本を読んだ。内容はまぁ、そんなに充実してたわけでなく、ただなぜか知らんが読むのに時間がかかった。たぶん、苦手な文体だったんだと思う。ビジネス系で、ポピュラーで、平易な感じだったのだが。翻訳だったからか、何なのか。 ぼく自身…

データ至上主義の現代

岐阜には雪が降った。今日は今季一番の寒気が流れ込んでいる。今朝から積雪。ニュースでは14cmと言っていたが、まぁ、そんなところなんだろう。足がズボッと雪に埋まる。移動はなかなか大変である。明日の圧雪が怖い。 年始から何冊か本を読んだ。その中の1…

2024年 あけましておめでとうございます。

遅ればせながら、新年、あけましておめでとうございます。2024年になりました。巷では共通テストが行われております。センター試験、受けたのは、もう20年以上前になります。遠い。ほんとに遠いです。あの頃は、スマートフォンもないし、千円札もまだ夏目漱…

2023年を振り返る

なんとかかんとか、振り返りの時間を取ることができた。最近は、とんと文章を書けていない。文章力ってのがあるとしたら、そのスコアはぐんぐん下がっているだろう。来年は、もう少し書きたいなぁ、と、毎年、思っている。毎年、そんな内容を書きつけている…

土地を知ること。

図書館で見かけた『輪中』を読んだ。なんだかだいぶと古く、わりとハードな内容だった気がするが、それなりのスピードで読み切ってしまった。こういうのはたまにある。個人的には掘り出しものだったなぁ、と思う。 この地域に住んでいると、輪中の問題は避け…

誕生日を迎えて。

3日ほど前に誕生日を迎えました。えーっと、39回目です。もうそんな歳になったかぁ、と思ってしまいます。毎回のことですが、うん、それでも、40歳間近ってのは、なんか感慨深いというか、妙な感覚になります。よくここまで生きられたなぁ。 まだ40歳…

何か書こう。

何か書こう。 今日は人間ドックに行ってきた。初めてである。午前の部の、多分最後の方だった。オプションで胃カメラを飲んだから、結果説明は最後の1人だった。おじいさん医師からは、何も問題なし、満点、との言葉をいただいて、少しだけ太るためのアドバ…

近況報告など。

最近、書いていなかった。1ヶ月ぐらい間が空いてしまった。何をやっていたかというと、特に何かをやっていたわけでもなく、わりとのんべんだらりと過ごしていた。仕事の方が少し落ち着いてきたのもあって、ランニングが激しくなったり、ちょっとしたボラン…

Chat-GPTのアカウントをつくったので、遊んでみた。

おそろしいものが出てきたもんで。自然言語処理の生成系なんて、手を出したら泥沼もいいとこだろうと思っていたのです。まさか、こんなもんが、こんなに早く登場するとは。ほんとに驚きでした。以下、いくつか遊んでみたので、載せてみます。●◯。。。... さ…

じいちゃんが死んだ。

じいちゃんが死んだ。 金曜日の昼だった。おかんからLINEが届いた。13時45分、永眠。詳細は追って。端的な連絡な連絡だった。きっと、本人もどう書いていいかわからなかったのだろう。ぼくだってわからない。家族の死をどう伝えるかなんて、考えたこともなか…

『暇と退屈の倫理学』國分功一郎

有給を取ったのだけど、結局何もせずにこの時間になっている。午後4時。いくつかの動画をyoutubeで眺めて、Tverでワンピースをひとつ見た。どれも暇つぶしのようなもので、何を得たわけでもない。夕方から天気は下り坂と聞いて、昼前にはランニングも済ませ…

『麒麟児』冲方丁

久しぶりにバランスのいい小説を読んだ、気がします。なんというか、あんまり軽過ぎず、かといって重くもない感じの、ちょうどいい小説です。麒麟児。冲方丁を読むのはこれで2作目。『天地明察』は面白かった。●◯。。。... 麒麟児は、勝海舟のことで、西郷…

『ドーン』平野啓一郎

コロナでうなされながら、読んだ。なかなかに分厚い。500ページ近くあるから、長編小説、と言っていいだろうか。こんなに長い物語を読み切るのは、久しぶりだ。2年ぐらい前に読んだ『白い巨塔』以来かもしれない。読了後の読んだった感はすごい。 ただ、読…

コロナにかかった。思ったよりきつかった。

コロナにかかった。って、書くと妙な感じだ。コロナになった。これもちょっと違う気がする。コロナに罹患した。これが正しいのだろうけど、かたっくるしい。ともかく、コロナにかかった。こんなに苦しいもんだとは思ってなかった。●◯。。。... 月曜日から調…

謹賀新年 2023年

あけましておめでとうございます。謹賀新年、2023年になりました。また1年生きていられたことに感謝です。もはや何に向かって生きているのかわからない状態ですが、そんなのでも生きていられるってのは、いい時代ですね。ただ単に生きるって、結構難しいん…

「婿養子」じゃなくて「妻氏婚」

姓が変わりました。えーっと、半年程前のことです。変えようと思って変えたわけでもなく、ふつーに考えたら変わった方がいいよなぁ、と思って、それとなく変わりました。調べてみたら名前があるようで、いわゆる「妻氏婚」というらしいのです。 婿養子に入っ…

橋渡し人材より、現場にいるなんかITに詳しい人の方が頼もしい

情報システム系の部署にいると、現場の運用は見えてこない。これはなんたって、どうしょうもないことで、現場に行ってヒアリングすりゃあいい、とか言われるけども、どうにもそういうわけにもいかないのだ。普段からそこにいるわけでもなく、様々な業務フロ…

時間の合間に。

都合あって、午後休みにしたけれど、意外と時間ができてしまって、落ち着かないでいる。手持ち無沙汰になって、洗濯物を畳んだ。10月の日差しはまだ暑さを残している。風は少し冷たい。洗濯物はしっかり乾いていた。爽やかだなぁ、と思う。 先週、38歳になっ…

学習の複利効果

そんなに勉強家じゃないのに、こんなことを書くのもどうかと思いますが。 学習には複利効果がある。と、思ってます。もしかしたら、これはあんまり意識されてないかもしれません。でも、これって結構大切で。なんだかんだ言って、仕事してれば勉強の連続なの…

資格勉強してまして。

長らく更新できてなかった。いちおう生きてます。なんとか。低空飛行で。 この間、何をやってたかというと、まぁおそらくは「勉強」ってたぐいのやつで、主には久々に受験するIPAの試験勉強をしてました。情報処理安全確保支援士。ひと昔前はセキュリティス…

GR3の使いごこちとその写真をいくつか。

とんと更新してなかった。身辺いろいろ忙しくなってしまったのもあるが、なんというか、タイミングが掴めずにずるずるとしてしまった感じである。ブログを更新していなかった間に、名前が変わったのもあって、そのこととかをまとめようと思ううちに時間だけ…

さよならPENTAX

PENTAX、Kマウントを卒業しました。かなり気合いの要る儀式でした。 なんてったって、はじめて一眼レフを買ったとき以来、ずーっと持ってきた相棒でしたから。それはもう、愛着の塊みたいなもんです。えーっと、2008年からだから、14年の付き合いですか。長…

『なぜ科学を学ぶのか』池内了

これもクラウド積ん読本だった。『国家を考えてみよう』を読んだ勢いで、こっちの積ん読も読んでおこうかと思って、ざっくり読んだ。正直、おもしろい、というものでもなかった。中学生とか、高校生向けに書かれているからだろう。 これから科学を学ぼうとす…

『国家を考えてみよう』橋本治

Kindleに入っていた本。随分前に、たぶん何かのフェアで安くなっていたのだと思う。買ったまま、いつか読むかな、ってぐらいのテンションでKindleに眠っていた。クラウド積ん読ってやつらしい。そういう話であれば、クラウドの上にもたくさん本が積まれてい…

ウクライナ危機に際して

有給を取った。今朝は晴れていて、気温は低いけど、日差しが力強くて、気持ちがいい。家でゆっくりできている。日常がありがたい。今は特に、そう思う。 ロシアが侵攻をはじめて、今日で何日目になるだろうか。突如飛び込んできたニュースには驚いた。日々変…

『フィードバック入門』中原淳

中原淳さんの本である。なんか中原さんの本を読みたい気分になって、手にとった。中原さんの初心者向けの本はとにかくわかりやすくていい。タタタタッと読んでしまえる。その割に、しっかりと残るものがある。日常業務に近い話題だから、心に響く。 実際、ぼ…

『1冊読み切る読書術』齋藤孝

まぁ、読まんでもよかった。けど、読んでもよかった。そんな本。 久しぶりに齋藤孝さんの本が読みたくなって、図書館で何となく検索して、何となく手にとった。出版年も新しくて、読みやすそうだったってのもある。実際には、読みやす過ぎて、もうちょっと手…

『わたしたちの生活保護』 石黒好美編著、白井康彦監修

友人が本を出した、ってことで読んでみた。なんか、こういう話がちょいちょい出てきていて、みんな活躍するようになったんだなぁ、と眺めている。 実際、ぼくも大概おっさんになっていて、ぼそぼそと事務やりつつ、それなり呑気に日々を過ごしているが、周り…