meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

考えてること

それは格差ですか?

この前、ちらりと見かけた記事を読んでから、ちょいともやもやしている。その記事は教育系のもので、曰く、家庭の経済的な格差ばかりが教育の格差を生んでいるのではない、住む地域によって起こる教育機会の差や文化の差も格差の原因になっているのだ、とい…

批判する姿勢と、黙々と行動する姿勢と。

コミュニティ・ユース・バンクmomoの総会資料が届いた。パラパラと眺めていたら、懐かしい名前を見つけた。ある人は理事になり、ある人は監事になるという。頭が下がる思いである。心ある人は心ある行動をとるものなのだろう、と勝手に決めつけた。全くもっ…

3・11の日に。

3月11日になった。未曾有の大震災から7年が経ったことになる。今年も3月11日はよく晴れた。春霞というのだろうか。花粉なのか、埃なのか、わからない。遠くの景色がぼーっとぼやける、まったりとした日になった。 隣の建て替え工事の音に起こされて、…

マネジメントだとか、組織のことを考える。

「マネジメントにとって、一番大切なことは何だと思いますか?」と聞かれて、困ってしまった。いつかどこかで受けた面接でのことである。はっとして、むっと黙った。ビジョンを共有すること、なんてありきたりな答えがおそらくの正解かもしれない。しかし、…

われら、後始末世代。

あけましておめでとうございます。2017年が閉じて、2018年が開きました。実家に寄生、いや、帰省中の身にて、絶賛寝正月のゴロゴロまっただ中にいます。様式が定まっているような、いないような、曖昧な儀式的いつものことをやり過ごして、毎度毎度の新年が…

ポスト・トゥルースとかオルタナティブ・ファクトとは健全に付き合いたい。

事実が揺らいでいるらしい。フェイクニュースなんて言葉も聞こえてきたが、おっと目を引いたのは「ポスト・トゥルース」と「オルタナティブ・ファクト」だった。なんじゃこりゃ。直訳すると「次の真実」と「代替事実」だろうか。真実がひとつでない。事実が…

『人間にとって科学とはなにか』科学という宗教

キリスト教、イスラム教、仏教。世界三大宗教に、もうひとつを加えるとしたら、何にするだろうか。人口が多そうだから、ヒンドゥー教か。いや、ここは変化球で考えた方がおもしろい。宗教の意味を広げて捉える。信仰と思えば、民主主義だってひとつの宗教の…

根拠と根拠っぽいもの

統計データを信じてもらえない、という話が我が家の食卓に飛び出してきた。曰く、政府統計のデータを使っているのに根拠として認めてくれない、とのこと。 策を打つには現状を知らなければならない。それは至極当然ごもっともである。しかし、現状把握と言っ…

無理が通れば道理が引っ込むならば、無理を通せば無敵なのか。

とても悩ましい。これに関しては、ずーっと前から考え込んでいて、答えが出ない。答えが出ないだけならまだいい。本当に、生存戦略としての筋肉の重要性に、わたし自身が敗北しつつあるから怖いのだ。 世の中、オラオラした方が勝つ。これがどうにも尤もらし…

ニュースの言葉から。

相模原障害者施設殺傷事件から1年が経ったというニュースが、ラジオから聞こえてきた。テレビがないわが家の朝は、NHKラジオではじまるのだ。何気ない夏の朝。ああ、もうそんなに経ったかと思い出していたら、こんな言葉が飛び出してきた。「被告は今も…

3月11日のことを、まだ飽きずに書いてみる。

6年が経った。今年は仕事のない土曜日だった。 東京に行きたい予定もあったのだけれど、次の日が朝から仕事ということで、残念ながら諦めた。気持ちよく晴れた、その暖かい日差しに誘われて車に乗り込み、裏庭に敷く砂利だとか、苗だとかを買いに出かけた。…

頭がいい人って、どんな人かと言われたら。

頭がいい人の特徴あげてけ、的なスレが立っていたらしく、スマートニュースのまとめサイト経由でちら見した。なんというか、遠回りな見方をしているようであって、実際、最初のスレッドの情報が、まとめサイトに収集されて、スマートニュースに取り上げられ…

排他主義なんて、大嫌い!という言葉を見かけて。

「排他主義なんて、大嫌い!」というようなコメントを見かけた。もう随分前のことで、確かトランプ大統領が就任して、少ししたぐらいのことだったと思う。メキシコとの国境に壁をつくるだとか、一部の国の人たちを入国禁止にするだとか、そんな話がわいてき…

ぼくらの夜空のムコウ。

年末。帰省の途中に名古屋に寄って、もちさん夫妻の家に厄介になった(もち夫妻、ありがとう!)。ささやかに飲み会みたいなものを企画して、7人ぐらいがこたつを囲んで、鍋とか干物とかスイーツをつついて楽しんだ。この秋に引っ越したというもち夫妻の家…

「そういうこと」という語り口。

たまに、「そういうこと」という語り口に出くわす。何かを伝えるときに、ダイレクトには言葉に置き換えずに、何らかの具体例を話す。そして、最後に「そういうことや」と付け加える。「俺はな、朝はやくから出てきてトイレ掃除するねん。そういうことやで」…

今風原理主義が招く、絶対多な世界

多様であっても根は一緒。というのが人間というものである。多様々々と言えども限度とか範囲があって、そこから外れることはないと想定される。わたしたちは、何かしらの共通のものを持っていて、あちらこちらに行き交う人も、実はおんなじ人間なのだ、と、…

彼はきっと、今でも自分の正義の中に埋もれているのだろう

相模原の知的障害者施設で殺傷事件が起こったのが、もう1ヶ月ほど前になるだろうか。19人が亡くなるという痛ましいニュースがラジオから流れてきた。すんごい事件が起こったと思い、続報を注意深く待った。波紋は広がり、議論が起こり、facebookには意見…

ぼくにとっては、ゲームの方がリアルだった。

小学校の頃から、学校の宿題はリアルで、テイルズ・オブ・ファンタジアの謎解きはヴァーチャルだった。それが当たり前のことだと思っていたし、ゲームは現実逃避の手段に過ぎないという捉え方を、自分自身も信じていたと思う。今だって、現実の世界はリアル…

ポケモンGOはやってみようと思っている。

あっちこっちからポケモンGOの話が飛び込んできた。先週ぐらいにスマートニュースかyahoo!ニュースあたりで見かけて以来、どんどこどんどこ、崖から落ちただの、指名手配犯が警察署に行っちゃっただの、公園に人が出てくるようになっただの、いろんな話が…

いつの間にか治せ、ということ。

先輩に「いつの間にか治せ」と言われたことあって、なんじゃいそれはっ、と心の中でツッコんだ覚えがある。多分、高校時代だったかで、陸上をやっていたときのこと。初めて故障らしい故障(ケガ)をして、疲労骨折かなんだかで部活を休んでいたときに言われ…

特になんでもない朝に、考えたことをだらだらと。

朝、起きる。ご飯を食べて、少しだけ身支度をする。今日は遅番だから、1時間ほど出勤時間が遅い。外はいい天気で、窓から入ってくる光が白くて気持ちがいい。玄関には日曜日に買った新しい靴がある。買ったのにまだ履けていなくて、だから、早く履いてみた…

マニュアルとか手順書とかに載せられない「やり方」を見落とさないこと

最近、ぼーっと考えていることと言えば、スタイルのことである。スタイルというと、ライフスタイルとか、スタイルがいいとか、ワークスタイルとか、そういうもので、姿勢でもあるし、なんというか形はあるけどもふわっとしていてうまく掴めそうで掴めない、…

『下り坂をそろそろと下る』そろそろと、その下り坂を踏みしめるように。

話題になっていたのもあって、読みはじめた。読みはじめたものの、途中で気分が悪くなってしまった。焦りとか、危機感とか、そういったものがむくむくと、やたらに自分の中に湧いてきたように思う。 よくわからない感覚を抱えて、どうにも消化しきれず、少し…

『一九八四年』「Aであるが、Aでない」を飲み込めるか。

「ま、過去も変えられるんだけどな」と、あのときの社長は言った。社会人になって、初めて勤めた会社でのことだ。なんで、覚えてるのかはわからない。妙なことだなと感じたのだろう。未来は変えられる。それならわかる。でも、過去も変えられるという。どう…

積み上げられない時代の、ひも解き学習

学び方ってのにもいろいろあるなと思いまして。ふと、積み上げ式の勉強が身の周りから消えているなぁ、などと感じたのでした。なんのことはない。体系的な勉強の機会ってのは少ないもんで、特に、大人になると体系的にまとまっていること自体が少ないのです…

きっと僕は、同じことを書いていく

過去の記事を移したこともあって、昔書いたブログを読むことが多くなった。古いのは2010年になる。5年前ぐらいかな。だいぶと時間が経ったもんだ。頻度の変化はあれ、なんだかんだでちょっとずつ続いている。継続は力なり。うーん、力はついただろうか…

その場所の感覚。

昔っから、場所の感覚というのがあるなぁ、と思っている。ウソみたいな話だが、これでも大学で地理学を学ぼうと決めたときから同じことを考えていて、要は「その場所にいる」って感触をどうやって扱ったらいいのだろう、と悩み続けているのだと思う。空間へ…

人の攻撃性を引き出す「弱さ」ってのもあると思っている。

天気のいい休日の朝。いつものようにラジオを聞いていたら、こんな話題が聞こえてきた。「いじめは、いじめる側が絶対に悪いんです」。言い切っている。なかなかスッパリとした態度だなぁ、と思った。 聞いていたのはFMであり、休日なのに朝は早めであって…

大学はまだ「教育サービスを提供するところ」にはなっていない、ということ。

春、新年度である。卒業、入学のシーズン。この春から大学に入るという人もいるだろう。子どもが大学に行く、という親御さんがあれやこれやと心配する時期だ。さぁ、これから新しい生活がはじまる。どうなることやら。期待と不安が入り混じる雰囲気があちら…

やり切ったなぁ、ってのはあるけど、じゃあどこが成長したかなんてわかったもんじゃない。

講座を受講する。ワークショップに参加する。学校に行く。小さいころなら身体の成長もあって、自身の「伸び」も感じることができました。が、大人になるとそうもいきません。勉強したのに、うーん、どこか変わったかなぁ、とか、前進っちゅうよりむしろ後退…