meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

NPO

ボランティアの世界観

東京オリンピックが終わった。なんだかんだで、それなりには見たのかもしれない。話題の卓球は一度も見なかったが、陸上は見た。TVerとNHKプラスを行き来して、晩ごはんを食べながら、まずまず楽しませてもらった。女子1500mはアツかった。閉会式まで、なん…

それは、人の問題か?

年末から、ずっとこの問題が尾を引いている。ソーシャルな組織におけるマネジメントの崩壊。それがなぜ起こったのか。なぜ悲劇的状況にまでなってしまったのか。近しい組織で起こった問題でもあり、同じような経験をしてきたつもりもありで、就職活動の合間…

『貨幣の思想史』お金とは何か。お金にはなぜ価値があるのだろうか。

だいたいいっつも忘れているのだけれど、わたしがNPOだとか、ソーシャルだとか、そういう世界に足を突っ込んだのは「お金」がきっかけだった。その当時はリーマンショックがあって、どうこう、なんやかんや、というのはよく職務経歴書に書く詭弁である。…

【告知?】NPOのための情報発信講座MADARA(マダラ)

ということで、告知(?)です。前の前の職場であるNPO法人起業支援ネットと、今も師範代名刺をわたす度に説明に窮するイシス編集学校との共催講座となっておりまして、その勢いでわたしも少しだけお手伝いに飛んでいくこととなりました。きっと会場の準…

『苦海浄土』と。

読み終えた。実は1ヶ月程前には読み終えていた。だけども、なかなかに身体が重く、書く気になれなかった。水俣病という内容にずどーんとやられて、タジタジしてたわけではない。いや、やられたにはやられたのだが、とにもかくにも、最近は筆が重いのである…

『技法以前』あの頃の世界観を引き出しておく読書

この春、大学を卒業する友達に本を贈った。彼の何がスゴイって、自分の卒論を窓口やってるオッサンに手渡したことだ。提出場所が窓口だったわけじゃない。ある日、さらりと現れて、どうぞ、と言って、わたしの手にはプリントアウトされた卒論が残った。たぶ…

『ハーメルンの死の舞踏』お金が巡り、ねずみがはびこる。

晴れた休日で、時間があるならば、カフェに行きたくなる。特に冬は日照時間が短いから、日差しはとても貴重なのだ。家でぐっと休みたいなという気分でも、家でえいやっと作業を仕上げたい日でも、ちょいと外に出よう、ちょいとカフェにでも立ち寄って、ゆっ…

排他主義なんて、大嫌い!という言葉を見かけて。

「排他主義なんて、大嫌い!」というようなコメントを見かけた。もう随分前のことで、確かトランプ大統領が就任して、少ししたぐらいのことだったと思う。メキシコとの国境に壁をつくるだとか、一部の国の人たちを入国禁止にするだとか、そんな話がわいてき…

人の攻撃性を引き出す「弱さ」ってのもあると思っている。

天気のいい休日の朝。いつものようにラジオを聞いていたら、こんな話題が聞こえてきた。「いじめは、いじめる側が絶対に悪いんです」。言い切っている。なかなかスッパリとした態度だなぁ、と思った。 聞いていたのはFMであり、休日なのに朝は早めであって…

訃報に触れて。

わたしはいつからこんな性格になっていたのだろう? そんなことを激しく思う。人の死に、泣けるようなやつではなかったのだ。偉大な人が亡くなってしまったのだ、と本気で感じている自分が不思議で仕方ない。 最初の報せはFacebookだった。急病で倒れたとの…

昔、企画をつくるときに使ってたフレームを見つけたので、晒しておく。

コミュニティ・ユース・バンクmomoが今年で10周年を迎えるそうで。momoは東海地域のNPOバンクで、地域に貢献する事業、課題解決を目指す事業にお金を融資する、ってなことをしております。気になる人は調べてみてくださいまし。 コミュニティ・ユース・バ…

島根県のNPO法人数が少な過ぎてびっくりした。

いつだったか、何だったか、仕事中にひょっと気になって島根県のNPO法人数を調べたことがあった。Googleで検索したらスグに出てきて、ほほーっ便利と資料を眺めてびっくりしたのだった。いくらなんでも少な過ぎる。なんじゃこりゃ、NPOってこんなに普…

経営者の謙虚さについて

どーも。完全に不定期更新ブログ、kimuraですm(_ _)m 職業柄、経営をしてる方にお会いすることが多かったりします。そんなとき にちょくちょく思うのが「 こんな若造の相手をよくしてくれるもんやなぁ 」 ってこと。ろくに話もできないような奴を前に、何だ…

NPO職員が「 稼ぐ 」ことを考える。

あけましておめでとうございます!年末年始ということで、例年通り の里帰りをしてきました。前にも少し触れていたかと思いますが、 NPO職員の里帰りというのは、ちょっと特殊でして、やはり考える ことが多い。今回は新年1発目から、ちょっとダークな「 お…