meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

いってらっしゃい。

 
 どたばたの引越しの末、かめが東京に行った。

 なかなか、淋しいものである。


 私はこう見えて、見たまんま淋しがりやなんで、
 シンデレラエクスプレスごとく、(って古いかw)
 新幹線ホームまで見送りに行った。



 平日夜の最終列車。

 ビジネスマンとか、なんかの集まりの旅行っぽい人、
 おばちゃん連合的な何か、とか。

 みんなにとっては普通の光景だったり、
 ちょっと非日常だったりする中で。



 周囲の人のどれぐらいが、この非日常を理解してみているのだろうか。
 こんなにドラマなシーンなのにね。



 逆を言えば、自分の日常の中にも、他人のドラマチックなシーンが
 実は潜んでいるんだろう。
 特に駅のホームとはそういうところなのかもしれない。



 さて、かめが東京に行く。
 残されるのは初めての経験で、 まぁ、 正直なかなかしんどいわけであるが、


 「 いってらっしゃい 」 と言おう。


 そんで、2年後には僕も名古屋を離れて、そばに行けるようにがんばろう。