meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

ちなつと話してみた。 前編 【100lognagoya no.1】


 「 100log 」と言ったからには、100人インタビューするんだよね。

 この企画。。。 ワー、タイヘンダー(棒読み)

 ということで、1人目のちなつを仕上げるのに3ヶ月弱ぐるぐる
 しましたが、やっとこさ始動です!

 何の意図もなく(?)、とりあえずだべって書いてみる!
 そんな100logの1人目は、一緒に動いてるだけあって、えらく濃く、長くに
 なっちゃったので、前後編でお送りします~


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 ちなつと話してみた。 2010/5/17
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ちなつ「あたしきむさんとちゃんと2人で話すのひさし、、、」

 

きむら「ないと思います(笑)」

 

ということで、結構いろいろ接点がある割には、がっつり話した

ことのない、SCAN代表ちなつとの対談です。

 

 ※ちなつは8月1日をもって、SCAN代表を引退しました!

   長い間、おつかれっした! ありがとー

 

(以下、ちなつは「ち」、きむらは「き」)




◆ ちなつはアメリカ留学を控えておりました。

 

アメリカ留学を夏に控えている関係で、色んな活動に手を染めていたちなつも、最近はちょっとずつ抜け出しているとか。


ち「ゼミ、自治会は2年に実権を譲ってるんで、あと、SCANとちょこっと愛ゼミと。夢フェスは終わったんですけど、その後の集まりとか、全部ちょっとづ~つのこってる感じで、ふわーっと、糸引いてる感じで。納豆の糸引いてる感じです」

 

き「で、アメリカには何しに行くんやっけ?」

 

ち「あ、一応、学部の交換流学。リベラルアーツの大学なんで、あんまりその、何学部っていう感じではないみたいです。グリーンマウンテン大学っていう800人ぐらいのめっちゃ小さい大学で、バーモント州にあるんですけど、わかんないっすよね。環境とかに特化した取り組みをやってる大学で、ぜんぜん有名じゃないんですけど、すごい面白そうで。

 

なんか、最近、教職とかの関係で知ったんですけど、ほんと最近持続可能な環境とかってよくいわれてるじゃないですか。あれの、

   education for sustainable development

  ESDっていうのも最近注目されてて、それを学校教育にも取り込んでいけたらいいっていうのがあって。

 

  そういうのを、環境を学ぶだけではなくて、その、色んな事象がつながってるんやっていうことを、環境を通して教えれたらいいかなと思ったんで。そういうのも勉強できたらって」

 

  まあ、ほんとは私、イギリスかフランスに行きたかったんですけど、モチベーションが上がらなかったっていう。その結果なんですけど。これでもいける大学があったよかったな、ていう」

 

き「? ゼミでは何やってたんやっけ?」

 

ち「国際政治です。

なんか、何でも好きなのを取っていいよっていう大学なんで」

 

き「でも、主にはそのESD?を学びに行くんじゃないの?」

 

ち「それは個人的に考えてるだけで、ぜんぜん向こうに、それのために行きますっていってるわけではないので。向こういってから自分の取りたい授業をとる感じで。

 

  あと、まぁ、授業料免除っていうのは大きいですね。こっちの大学も休学していけるっていうのがあって、よかったなぁと。

 

  国際政治も勉強したいな、って思ってて。


 

  まぁ、一番なんか大きいなって思ったのが、あたし結構人の意見に流されることが、やっぱ今でも多くて、これがこうでこうしたいんやっていうのを、その論理的に説明できないっていうのがあって。

 

  なんとなくこうしたいとか、でも、『じゃあこうじゃない?』って言われるとそっちに流されちゃったりするんで、なんかその、アメリカやと結構自分の主張をガンガン言ってかな、やっぱ生きてけやんなと思って。

  やっぱディスカッションの授業とかもいっぱいあるらしいんで。

 

  少人数制のクラスらしくて。そういうとこで、その自分の思ってることをちゃんといえるようになれたらな、っていう。

 

  そんなんにわざわざアメリカ行くなよって、感じなんですけど(笑)

 

 

  例えば仮にもSCANの代表をさせてもらってて、やっぱ、決断力っていうところで最初の方すごい弱かったな、って今すごい反省してるんですよ。やっぱ最後にGOサインを出せるのは私なんかなって。そういう決断力みたいなのもつけたいなって思って。

 

き「留学するっていう決断がまず凄いけどなぁ」

 

ち「でも、高校からの夢やったんで」

 

 

で、意外なことに(?)ちゃんと奨学金も、もらえるようになったらしく。

やるとこはしっかりやっているのは、さすがちなつと言わざるを得ない。

 

ち「いや、わたし、ほんっとに友達にめっちゃ恵まれてて。1人、めっちゃ面倒見のいい、高校のときに留学してた子がいて。その子がもう、『だからここの言い回しはおかしいやろ!』みたいな感じでわたしが書いたのを添削してくれて、『なるほど』みたいな感じで。

 

  で、もう1人、就活終わった子が志望動機の書き方を一から教えてくれてそんなんで、できたんで。もう、ぜんぜん。。。」

 

き「そういうのが集まるのがちなつの優秀さやで」

 

ち「すごい時間割いてくれるのは、嬉しいなって。なんで、それを無駄にしないためにもめっちゃ勉強しよって思って。目標は帰ってきてから、ちょっと話さんくなっても、持続できるぐらいの英語力を向こうで身につけたいな、と。

 

  がんばります。」




き「帰ってきて、その先はどうするの?」

 

ち「一応就活して、その次の年の教採受けようかなっていう。両方やって受けようかなっていう感じです。

 

だから結局、名古屋でも何がやりたいかわからなかったていうところもあって、なんかでも教育はすごい気になっているのはあって、で、やっぱ国際政治勉強して、「教育」と「国際」っていうのが両方気になっているっていうか中心になってるんで、それをちょっと、勉強したりして、深めて、で、向こうとかで見てきたいな、と、いろいろと。

 

  ほんとは留学できなかったら、他の国のいろんな学校とか、いろんな国の教育制度を見てまわりたいなとか。学校事情みたいな。

 

  で、全く何も決まってないっていうw」


 

◆ 俺も、話を聞いてビックリしたw リーダー塾の経験

 

き「教育が気になってたのは高校時代とかから?」

 

ち「何回かいろいろブレてて、で、なんか、JAICAとか国連で働きたいって思ってたのが、高校の終わりで、そんで、なんか、教育学部も進もかなって、思ったんですけど、お母さんに、『学校の先生やったら教育学部やなくてもなれるし、教育学とか学ばんでもいいから』みたいなw専門にして学ばんでも、他の専門にして、さらに教育まなぶぐらいの熱心さ、みたいなのをすごい言われて、はぁー、っと

 

  そんなんで決めたんで。それこそね、それがなかったら教育学部行ってたかもわかんないです。

 

  で、あと、高2のときに行ったリーダー塾がターニングポイントになってて、国連で働いてた明石靖さんが講演に来てくださったりして、あと、マレーシアの元首相のマハティール・ムハマドさんとか。その人がきてくれて、話してくれたりしてて、で、隣で友達が、同時通訳とかあるんですけど、それより前にバーッとメモ取ったりしてるんですよ。あれ?と思ったら、全部英語でメモ取ってるんですよ。それ見て、うぇ~ってw

 

終わったら質問がある人って、言ったら、『ハイハイハイ!』っていろんなところで手が挙がって、全員英語で質問するみたいな。

 

  通訳イラね~w みたいな

 

  あたし英語すきやし、ちょっと発音できるかな、みたいな思ってたんですけど、全然むりやし、これはもうガンバラなあかんな、と。

 

そこで会った、たまたま別の団体で来てたアメリカ人とかしゃべれんし、みたいな。みんなしゃべれてるし、みたいな。

 

で、あともう、高校からカナダの高校に行ってて、将来は映画監督になるって決めてる子がいて、その子がパッチギとかの監督してた、あの在日韓国人の、なんでしたっけ?筒井さんとやってたもう1人の人なんですけど、まぁ、有名な在日韓国人の、日本語ぺらぺらなんですけど、その人が来てくださってて。

 

でもう、その人に会いたいがために来た!!!、って、もう終わってから、ばーって寄ってって、で夜とかも、ちょっと話したいんです、とか言ってソファーのとこで話してたり。

 

  すごい熱意やと思って。

  それがすごい、衝撃でしたね。

 

  また、なおかつ、その子、今でも覚えてるんですけど、スキニーパンツに紫のTシャツで、夏やのにニット帽かぶってたんですよw で、かつ、ロンゲっていうwww

まじぶっとんでるな、と思って。

 

  男の子ですよ。

 

ほんと、だから、すごい、なんか井の中の蛙やったな、っていうのを思い知って、大海を知ったわけです。小さいかもしれないですけど、外を知った。すごいなっていう」

 

き「よーいったねぇ。そんなとこ」

 

ち「たまたまその先生に声かけてもらって。福岡と和歌山と、岐阜とか、いくつかの県がなんか、定員10人ぐらい出せるっていう、枠があったんですよね。各高校から。たまたま、それで、どっかの学校からださなあかんってなって、うちの学校にまわってきて、費用で、補助もあるんですけど、1人10万円ださなあかんっていうのがあって、結構お高くて。

 

  で、私ともう1人の男の子が行く、みたいな感じになって。

 

  多分成績がよかったから。

  だって、あたし、めっちゃ優秀でしたよ。高校まではw

だから調子乗ってたと思うんですよね。その、余計。

 

  っていうのも、その、和歌山市内が中心になってて、そこの進学校にまぁ、頭いい子は行くんですけど。うち、親が、あたし、海南市っていうとこ住んでて、

 

そこの海南高校の出なんですよ。両親が。

 

  で、やっぱそこに行って欲しかったっていうのがあって。私立とかが和歌山やとすごい優秀で、有名なんで、あたしもやっぱそういうとこ行きたかったんですけど、

 

  『どーせあんた朝起きれんやろ』って

  『あたし起こさんから』みたいなw

  『なんでそんな朝早くにお弁当つくらなあかんの』

って言われてそう言われたら、そこまで行きたくないかなw、みたいな。

 

  やっぱ朝早いの無理やなってなって、で、近くの高校いったんで、進学校って感じじゃなかったんですね。結構みんな指定校推薦みたいなのを使う学校で、できる子は地方の国立大。そんな感じやったんです」

 


以下、後編に続きます。