meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

Community of Yes


 さすがに博報堂だよなぁ、と思ってしまうセンスである。

 「 Community Of Yes 」ってのは、
 博報堂生活総合研究所のレポートに出てきた言葉だ。

 キレイにまとめた言葉だなぁ、と感じつつ、
 「 Yes 」の向かう方向にちょっと違和感だったりする。


 このレポートの文脈では、

 好意獲得から、「賛成連鎖」へのところで、
 共賛装置の開発ってのがある。

 企業や団体の「態度表明」に対しての賛成を
 みんなで共有・公開するための装置が共賛装置。
 その装置を「 Community Of Yes 」
 って言葉がでてきてる。

 なんで、勿体無いかな、Yesの方向が

 顧客 → 企業

 の一方向だ。


 どうせだったら、顧客 → 顧客 の視点も入れて欲しかったなぁ、と。
 (「どうせだったら」ってw って感じだが)

 おそらく、企業や団体はあるビジョンに向かってのコミュニティを
 作る触媒になっていくんではなかろうか。

 なんっつーか、根拠はないんだけど、そうなってくのがいい気がする。





 Yes はコミュニティ内の各主体同士に向かって自発的に投げかけられ、、、
 その結果、特定の価値に向かっての集団分極化

 だから、できるだけ複数のコミュニティに属してバランスをとるべきだし、
 個々人の教養が重要になってくるんだよなぁ。


 って、こうなると企業はどうやって利益をあげるんかね???
 
 そこがイマイチわからんし、なんで触媒化するのか言えないから
 すっきりせんのだよなぁ。

 ニコニコ動画なんかはこのモデルに近い気もするんだが。。。


 「 Community Of Yes 」って語感からも
 こんなイメージの方がしっくりこない?