meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

にしあわくらで感じたこと 弱さ


 3連休は岡山県西粟倉村へ。

 去年の7月に縁を感じて行って以来、振り返ってみれば5回目。
 まぁ、よくいっとるもんやと、自分で感心する。

 私ほど無目的に西粟倉に行ってる奴も珍しいんではなかろうかw




 そういえば、Fわらさんとあんまり絡んでないな。
 元気にはやってなさそうだが、 ほんと 大丈夫か。。。



 さて、今回、なんと言っても特筆しておくべきなのは、
 私自身の弱さであろう。もともと、体が強い方ではない。
 変なところで持久力があったり、我慢強かったりするのだが、
 基本的には、いろんなことに弱い。

 このツアーでも、なんとまぁ迷惑なことに、去年の三重調査で
 復活していた車酔いにいとも簡単にノックアウトされてしまった。

 酔って車を止めてもらうなんて、ほんと小学生以来。全く困った。

 こういうところから考えても、田舎には住めないなぁ、と思う。
 野性というものが微塵も感じられないのが、私である。


 ただ、まぁ、弱い弱いといっても、そう悪いことでもないこと
 にも気がついた。酔う感覚、体の浮遊感、気持ち悪さの中で
 ふらふらしてるのを、何だか困ったような、優しいような、
 面倒くさいような顔で見られてるうちに、

 ああ、弱いからこそ、小さいもの、微弱な何か、
 に反応できてるんだろうなぁ、という考えに行き着いた。
  
 自分ながら、なんというポジティブ思考!!!


 冗談なような考えだけど、なんとなく真実でもある。

 夜の山に入っていく。
 人の領域ではないのに、みんななんか恐れ入った感覚がない。
 それはちょっと不思議なほどに。

 三重を調査でまわってたときにも、毎日深夜の山に入って、
 感覚を研ぎ澄ましているおっちゃんがおったが、
 夜の山ってのは、そんぐらい野性な雰囲気がある。

 私みたいな田舎出身シティボーイは、そういう野性を恐れる。
 戦う意志がそもそもない。

 野生的な人は、そういうところで生き抜く意志をかきたてられる。

 で、なんか平気な友たちは、そもそもそういう雰囲気を感じ
 とっていないのではないか、と思ってしまったのである。



 【 夜の山での写真撮影は、あんまり気が進まなかった 】

 おおざっぱにいって、私はそういう場の感覚に敏感である。
 ほんでもって、敏感肌が弱い肌なのと同様に、
 弱さは、何か小さなものへの反応を無視しない。

 なんか無理やりっぽいけど、 まぁ、いいのだ。
 弱いからこそ感じられることに目を向けられるから。



 とはいえ、ちょっと体が弱すぎるのもいかんので、
 筋トレでもしようと思います。 はい。