いかに理念を伝えるか?【SFCnagoya】
引越しのどたばたで、更新が遅れ気味です。
ブログを書くタイミングが微妙で、やっぱり毎日更新ぐらいで書いていると
それなりに表現したいことが書けるのかなぁ、と思ったりしている、今日
この頃。それにしても寒いですね。
はい。毎回恒例、まとめておりませんでした、SFCnagoya。
今回のテーマは「 クレド 」でしたが、つまりは、団体の理念をどうやって
伝えるか? そして団体の向かう方向をどうやって指し示すか? という話題
を中心に展開されました。
というか、ほとんどみぽりんの悩みを、みんなで考える感じ(笑)代表が離れる
ア∞スに何を残していけば、ズレずにやっていけるのか? その文脈でクレドが
テーマに選ばれたのでした。
さて、以下の図は、何となく議論しながら描いたもの。これでニュアンスは
伝わるかといえば、多分、無理だろう。。。
左っかわは、経営理念とかの文言で団体を過不足なく定義するのは無理だろう
という意味。理念は団体の「中心軸」しか表現しないし、ビジョンとか、行動指針
(クレド?)は、ちょっとずつ具体的になる分、定義する範囲は広くなる。
けれども結局は円に内接する多角形がどこまでいっても円になれないように、
いくら言葉を尽くしても必要十分の範囲で団体を表現することはできないのである。
右っかわは、抽象と具体の軸で、理念やビジョンを整理したもの。具体に寄る
ほど、文言は増えるし、箇条書きの文章も増える。逆に理念は1文にまとまって
いく。( というか、まとまって欲しい )
個人的には読点( 「、」のこと )がない理念が、シンプルで好きである。
何をして、何をして、何とかする、みたいな要素を並べたような理念は冗長で
自信なさげだ。
( ちなみに、経営理念といえば面白法人カヤックだと思う )
アメーバのように広がる団体活動のどこに釘を打ち込んだら、方向を大きく
外れずに進むのか? という問題。釘の打ち込み方をどうするかという問題。
この2つがあって、ア∞スを事例にあーだこーだと言い合っておりました。
その「 釘の打ち込み方 」の中で、その場で流行ったアイデアがあったので、
それだけご紹介しておこう。
それは、我がISIS編集学校、【守】24期鎌倉イ短長教室で対極対比法とか
呼ばれているものだ。表現したいものと「 対極 」にあるものを描いて、
「 こうではない 」と言うことで、表現したいものをあらわす、ということ。
例えば「 朝から暗い顔をして出勤するサラリーマンにはなりません 」とか。
この方法は、ある意味ダイレクトに表現できないから、という逃げだ。だけど、
新しい考え方、まだ世の中にないモデル、次世代を見据えたビジョンのように
身近にイメージしにくい場合には、結構使えるんじゃないかなぁと思う。
こっちじゃない、何か。
あの人じゃない、何か。
あの世界じゃない、何か。
まだ見えてこないものだからこその表現方法。そしてSFCnagoyaのきむも
言っていたように、「 中心軸がないような集まり 」にも適している気がする。
意外に、否定形のクレドもおもしろいかも。
さてさて、肝心のSFCnagoyaのクレドですが、終了間際3分でその話題になり、
わずか1~2分で、みんなが「 ああ、それでいいんじゃない 」と言う文言
が出てきました(笑)
曰く、
「 自分から見つける 」
「 自分で見つける 」
「 自分から楽しむ 」
「 自分で楽しむ 」
などなど。みんながこの場に受身になっていないんだなぁ、と改めて実感できる
言葉が並びました。SFCnagoyaが目指していた考え方が共有されていたのは、
正直なところ嬉しいっすね。
だからこそ、みんなが好き勝手動いていても、楽しいのかもなぁ。