meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

ソーシャルな社会へ(?)日本の寄付市場1兆円!?


 12月20日、日本初となる「寄付」についての網羅的な調査報告書、
 『 寄付白書 2010 』が発行された。日本の寄付を初めて正面から
 あつかった調査報告書らしい。ソーシャルファイナンスだとか、NPO
 だとかに関わりがある私としては、これは、ちょっと見逃せない。




 寄付市場1兆円を明らかにしたこの白書。実はまだ目を通せていないの
 だが、ダイヤモンドオンラインのこのニュースによると、この市場は
 居酒屋と同程度の規模だそうだ。ということは、その辺にある居酒屋と
 同じ数だけ、寄付で成り立つ事業があってもいいということ。

 お賽銭とか、いろんな寄付が入っている分を考えると妥当なラインとも
 思える。しかし、社会貢献分野へのちょっとした希望を持てる金額が
 「 ドドーン! 」と出ているのは、壮観である。

 いちNPO職員として、 うん、 将来が少しだけ明るくなる数字でもある。


 さてさて、寄付白書の話に引っぱられがちだが、 どうにもこうにも
 この「 ソーシャルへの流れ 」は加速してきたように感じてしまう。
 ダイヤモンドに載っていたほかの社会貢献10大ニュースも少し眺めてみよう。

 1位 日本初の寄付白書の発行
 2位 ペプシ、スーパーボールからCM撤退してソーシャルマーケティングに
 3位 アメリカの大学生就職人気ランキング1位にNPO
 4位 プロボノ、グーグル検索急上昇キーワードで4位に
 5位 慶応大学三田祭 新・ミスキャンは社会貢献で
 6位 若者の間で軽トラが大注目!
 7位 ユニクログラミン銀行、BOPビジネスで合弁会社
 8位 ハイチ大地震支援におけるソーシャルメディアの活躍
 9位 東京マラソンでチャリティ枠が誕生
 10位 内閣府、地域社会雇用創造事業に70億

 こうみると、えらいことが起こっているようである。世の中どうなっとんのや??
 と、問いたくもなってしまう。個人的に注目なのは3位と6位。Teach For America
 は何となく知っていて、NPOから次のステップが想定されているモデルだったはず。
 それなら就職ランキング1位もあるかな、と思いつつ、隣の芝生はあおいなぁ。

 そして、6位。記事では年明けに詳細を報じるって書いてあったけど、今どきの若者
 にいったい何が起こっているとや!Σ(・□・;)

 農業ブームといわれ始めて、1~2年が経った。なんだか周りにも有機農始めます
 だとか、週末農業やってますだとかいう話が増えてきている。なぜ農業がそんなに
 魅力なのだろうか? やってみないとわからなさそうだけど、個人的にはあんまり
 興味がないところなので、(食べる専門なので)手は出していかないつもり。

 そういえば、半年以上前に見かけたツイートにこんなのがあった。


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  渋谷でしつこくナンパしてる男の子たちずっと観察してたんだけど、
  会話に煮詰まったあげく「大丈夫だって!こいつの実家、林業だから!」
  とかいいだして、(なんてアホなことを…)って思ってたら女の子が
  「え!林業なの!?!」とか食いついてもう若い人よくわかりません…
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 これみたときは笑った。 相当、昔の感覚では捉えられない社会が近づいて
 来ているようで、 僕自身、 この流れにはちょっとついていけない。

 1984生まれの世代というのは、
 デジタルネイティブでも、ソーシャルネイティブでもなく、
 第一世代には近いけども、遅い。 そんな世代なのかもしれない。



 来年になれば、ソーシャルセクターの動きはさらに大きく、ほかの業界を巻き
 込んだものになっていくのだろう。内閣府からも、また「新しい公共」予算と
 して約90億円が出るようだし。

 ソーシャルセクターの土壌はできてきたようである。



 理解できないこの流れを、 さてさて、 どう読むべきなのかなぁ。

 







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