meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

リーラボ的な?読書会 @ゆらり庵



 この前の土曜日にともゑが読書会を開いてくれたので、ゆらり庵
 でのびのびしてきた。毎度のことながらゆらり庵の雰囲気はいい。
 ( あと、ともゑやおかちゃんの料理はうまいw )


 本当は、最近名古屋に引っ越してきたいいださんの歓迎会だった
 んだけど、その前に読書会をくっつけた。震災があって、原発
 あって、と、この混乱の中で、「 知っていないこと 」を少し
 でも、知っておこう、考えておこう、というともゑの問題意識が
 あったらしい。 各自が持ち寄った本を紹介するだけでも、勉強
 にはなるものだなぁ、と思う。

 読書会はゆっくりと始まり、少人数でぐーっと深と自己紹介をし
 た後に、それぞれの本の紹介へとうつる。


 以下が各自が持ち寄った本たち。
 ( 2冊持ってきてた人もいるけど、1冊づつで )


 それぞれについて語るとめっちゃ長くなってしまうので、全体的
 /個人的な感想だけ書いてお茶を濁したい。

 まずは、それぞれの趣味/志向/思想がおもいっきり前面に出て
 いておもしろかったこと。ともゑなら、世界史的な視点というか、
 国際的なまなざしみたいなものを感じた。あとは、人間に着目す
 る感覚。国際問題関係は、どうにも僕が疎い分野なので、新しい
 見方が入ってくるのがおもしろい。そして、いいださんはすごい
 ロジカルだし、あっこさんはフィジカルだったw
 ( あ、さくっとまとめ過ぎか???m(_ _)m )

 それぞれの視点はやっぱり僕にないものだし、普段は出会わない
 本が出てくる。ここから、紹介された本に手を伸ばすかどうかは、
 自分次第、というのがおもしろいなぁ。今の自分にないものだけ
 ど、手が伸びそうになるってことは、そっちに向かっているって
 ことでもあるしね。



 そういう意味で言うと、あっこさんの考え方は簡単には体得でき
 なさそうな「 未知感 」と、本当にそうかもしれないけど、ど
 こか怪しくもある「 本質感 」があったから、手が伸びるかも。
 自分の「 身体 」についてそこまで深く考えてなかったし、体
 を中心に考えたこともなかった。ただ、なんか、アフォーダンス
 とかが、空間や場所論につながったりして、そこにやりとりされ
 る情報を考えてみようとしたときに、「 身体 」的な視点って
 結構重要なんじゃないかと。。。

 はい、だいぶとぶっ飛びましたねw



 ちなみに、私は水越伸さんの『 メディア・ビオトープ 』です。
 今、同じく水越さんの『 コミュナルなケータイ 』を読書中な
 んだけど、ほんと、共感するところが多いなぁ、と。というか、
 アプローチの仕方が似てたりするんじゃないかなぁ、と。もちろ
 ん、水越さんには「 似てる 」なんて言えないぐらいの深さと
 広さと実践があるんですけどねw