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meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

イアマスの卒展に行ってみた。(その2)


【 作品の写真撮れるのいいよね〜 】

 >> その1はコチラ

  卒展に行ったのは、何も金髪のジャーナリストを見るためじゃなかった。「 イアマス 」ってとこが
 どんなのか見たかったのだ。日本のIT業界を見まわすと、わりといろんなところにいイアマスの影があ
 るらしい。実は、みんなの知ってるアノ会社にも・・・、って詳しくは知らないんだけどw
  大学院大学の方が1学年20人、アカデミー(専門学校?)の方が1学年30人だから、人数は少ない。
 学生1人あたりにかける金額は日本で2番目に高いらしく、結果、恵まれた環境で、小さく密なコミュニ
 ティができあがる。卒展の雰囲気も、まさしく同窓会である。
  全くの門外漢にはちょっと辛いぐらいだ。イアマス出身の友達と一緒に行ってよかった。



  せっかく卒展に来たんだから、作品も見てまわる。いわゆる現代アートである。コレガワカラナイ。す
 ごくわからない(笑)もしくは「 でっていう 」の連なりである。なんかいい感じ、だけど、これ、な
 んだろう?、的な。「 研究 」と同じだなぁ、と思う。うちの出身大学でも研究と言えば「 それで?
 これ何になるの? 」の嵐だった。確か、ゼミの先生がやってたのは、韓国の近代の焼畑の研究、だっけ
 か?一般人にはおよそ理解できない類のもんである。むしろ誰かツッコめ!!!「 その研究、役に立た
 ないから〜〜〜! 」って。たぶん先生は何ひとつ動じずに「 うん。 」って言うだろう。
  アートもそういうもんなんだろう。それは何気なさを装いながら、何かしらの探求だったりするのだ。
 たぶん。その活動を意味がないからと一蹴することはできないし、しちゃいけない。

  芸術にしろ、研究にしろ、企業で言えばR&D、研究開発部門にあたるのかもしれない。けど、コトは
 そう簡単でもない気がする。世の中、今、この瞬間にも数百、数千の試行錯誤が繰り返されていて、それ
 らのほぼ全てが、失敗だったり、顧みられずにスルーされていくんだと思う。失敗は成功のもとだ〜!と
 か言いたいわけじゃない。いろんな試行があって、それが反省されずに流れていっていい。それで自然だ
 と思う。無駄な取り組みがたくさんなきゃ、新しいもんは生まれない。

  1番怖いのは、試行が止まることだ。

  「 因果 」って言葉がある。因果は、原因があって、結果があると考える。結果は原因が生み出した
 モノゴトになる。一方で「 縁起 」って言葉もある。縁によって起ると書いて、縁起である。モノゴト
 は「 縁 」によって引き起こされる。そこでは偶然性みたいなものが考慮されるし、1つの結果に対し
 て1つの原因を求めない。
  芸術も、研究も、この「 縁 」なんだ、とか、思う。明らかな意味はないけど、漢方薬のように効い
 てくるようなもんだ。それがないと活力は失われていく。だから、富裕層はパトロンになる。一見、何も
 見えないところにお金を出して縁を育てるのは、ある意味で Royal duty みたいなもんだ。効率化とかで
 偶然に投資する気持ちがなくなってきてるとすれば、それは本当に危ういことなんじゃなかろうか。


  って、話がだいぶズレてしまった。。。(;・∀・) イアマスの話でした。

  ともかくも、ぐるっと作品を見てまわり、友達に連れられて、なんか楽屋みたいなところ( いちおう
 そこも展示場だったと思う )も見せてもらった。アカデミーの方が閉校ってこともあって、なんか開店
 祝いのときに贈られるみたいなでっかい花飾り的なのが壁に並んでて笑った。卒展はあんなにオシャレ空
 間だったのにw
  部屋の真ん中に大きいテーブルがあって、過去のイベントのチラシや図録なんかが置いてある。囲むよ
 うに立ち話する人は、ほとんどがイアマス関係者だろう。部屋の隅では「 わらび餅の人 」がわらび餅
 を配っている。きっと「 お決まり 」なんだろう。確か手づくりのわらび餅はうまかった。
  図録を眺めながら、友達の過去作品の話を聞いたりする。すごくまったりした雰囲気だ。

  人数の少なさもあって、出身者にとっては、みんな友達なんだろう。あちこちで「 おひさ! 」的な
 挨拶が交わされる。内輪的、閉鎖的、って言われりゃそうだろうけども、このコミュニティの狭さで、メ
 ディアアートってテーマも狭いんだから、話は盛り上がるに決まってる。あの会社はどうよ?、とか、最
 近あの人独立したらしい、とか。それが刺激にもなるし、癒しにもなる。
  えてして、全体を引っ張るのはこういう小さい集まりだったりするもんだと思う。トークイベントなん
 て、ついででしかないのかもしれなくて、そこここで交わされる雑談の方がおもしろいんだろう。同窓会
 だからって、ただ懐かしむばかりでもない。いいコミュニティだなぁ、と思った。



  岐阜県立。岐阜で育てた人材は東京で活躍。岐阜県の狙いは外れてしまったのかもだけど、何かおかし
 くて、変な場所とつながりがつくられてた。こっから、まだまだ、新しくて、変な何かが生まれてくるん
 だろう。アカデミー閉校がオワコン(終わったコンテンツ)感を出してるのが哀しいぐらいだ。大学院と
 専門学校っていい組み合わせだと思うのになぁ。。。 どうなっていくのやら (;´Д`)

  ちなみに、実は、慶応SFCからの流れや比較をすると少しおもしろい。いつか機会があれば、ちゃん
 と調べて書いてみるかもしれない、もちろん、書かないかもしれない。


 m(_ _)m

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