ニコニコ動画でスターオーシャンセカンドストーリーの実況をみている。主要なRPG作品はだいたい
見ておきたい気持ちがあるのだ。物語を知っておくというか、なんというか。アニメをチェックしていく
のと同じで、どういう時代に、どんな表現があったのかを見ておきたい的な、、、言い訳をつけつつ、わ
りと楽しんでみている。
他の人がどういう気持ちで見ているのかはわかんない。だけど、なんか考えながら見てるからか、たま
にハッとさせられることがある。さり気なく発見があるから、サブカルチャーはあなどれない。今回も見
ていてびっくりした。「 うお!こんなのが14年も前にあったんかいな Σ(´∀`;) 」って驚いて、
思わず画面を覗き込んだ。その象徴的なシーンを上に載せている。
スターオーシャンセカンドストーリーは、SFである。サイエンスフィクション。だから未来的な世界
だったり、超科学的な技術だったりが出てくる。宇宙戦艦とかね。で、何に驚いたかって、物語後半に出
てくる「 宇宙で1番科学が進んでいる星 」の見た目が、明らかに「 未来都市! 」って感じじゃな
かったからだ。むしろ、田舎だ。緑があって、土があって、木造の建物があったり、石畳の道があったり。
科学技術や、魔術的なモノの解明( この辺が出てくるのが、ファンタジーっぽい )はものすごく進ん
でいる設定。ちょこちょこした小道具は、確かに未来っぽい雰囲気を出してる。なんだけども、上のとお
りの田舎感もある。
普通、科学の進んだ街ってこういう想像をしない気がする。SFで出てくる未来都市のイメージは、僕
の中ではファイナルファンタジーⅧのエスタシティだ。曲線は多くてキレイだけど、素材は何かよくわか
らないプラスティッキーなものが使われていて無機質。移動とか、パイプの中を通る乗り物がシュイーっ
て走ってて、すんごい便利そうな。そういうのが未来都市でしょ。
そこを敢えてか、容量が足りなかったのか、制作が追いつかなかったのか、ファンタジーな世界観を保
ち続けたかったのか、何か知らないが、なぜこんな風に表現したしw もし、本当に未来がこんな風にな
る( もしくは、なったらいいな )と思いながらのことなら、その読みには感服せざるを得ない。何せ、
今となっては、自然と共生してる未来都市像の方が、すごく進んで見えて、現実的に思えるからだ。確か
に、と納得した。未来の街はこうなると思うし、こうなって欲しい。自然にも、人にも近くて、ゆったり
木陰でiPad。今の理想の未来って、そーゆーのじゃないだろうか?
ちなみに発売したのは1998年。ファイナルファンタジーⅦが97年に出て、星との共生的なテーマ
が盛り込まれていたりしてた時期ではある。そういえば、Ⅶのラストは、世界一の都市ミッドガルが遺跡
になり、木々が生えているようなシーンだった。
ほんとにどうでもいいことなんだけど、そろそろゲームに影響されて社会起業家になりました、ってい
う人が出てこないもんかなぁ、と思ったりする。僕にとって、ありきたりな答えを教えてくれたのは学校
だった。本当のことを考えようとする姿勢とか、正解のなさとか、それでも生きていくことを感じさせて
くれたのは、たぶん、物語だ。特にゲームはハマるから、影響度が強い。良作RPGは良書に勝るかもし
れないのに、なかなかそういう文脈では注目されないんだよなぁ。まぁ、評価されたからって、誰も喜ば
ないんだろうけどね。
教育的であろうとした瞬間に、教育的にならなくなるものもあるんだろうと思いますですヽ(´ー`)ノ
m(_ _)m