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meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

6-dim ワークショップ at ウィルあいち

 土曜日に行って参りました。ワークショップに参加するのも久しぶりです。インプロな場所に行くのはさらに久しぶりです。どんだけ引きこもってんだ(笑)
 インプロビゼーションを知ってから、だいぶ長い時間が経ちました。出会ったのは4年ぐらい前です。その間に、自分の環境の変化もあり、自分自身の考え方の変化もあって、インプロに向ける目線もずいぶん変わりました。出会ったころには「 Yes,and 」を教えてくれたインプロが、今ではもう少し深い感覚をもたらしてくれています。それらは、場の感じ方であったり、編集とか、表現とか、そういったものにつながっていくもんでもあります。
 インプロ以外の場所で感じていることが、インプロにつながっていくし、逆もまたしかり。頭で考えがちなわたしに、身体感覚から切り込んできてくれるのはありがたいです。今回はそんなインプロを味わえる、ほんとに貴重な機会でした。



 インプロビゼーション(略してインプロ)は「即興演劇」です。その場で、いきなり演劇をする。なんて柄にもないことやってるんだ、と、いつも思います。(実際には、ほとんど演じてはないです。ワークショップはインプロを楽しめるゲーム中心)話に筋がない。台本がない。その分、自由に組み立てられるし、大海原を航海できる。その船が、どこかに辿り着くか、沈没するかはわかりません。辿り着いてもいいし、沈没してもいい。沈没は沈没でおもしろい。わたしが知っているインプロには、そんな雰囲気があります。

 でも「 自由だからといって、何をやってもよいわけではありません 」

 この絶妙のバランスが、おもしろいんです。台本がないんだから、例えば、森に入った途端に宇宙に行ってもいいわけです。が、宇宙に行くには宇宙に行く理由が必要です。その理由がないと、見ている人は置いてけぼりになってしまいます。森に入って、木に登るならOKかもしれない。熊に出会ってもいいかもしれない。dでもあんまり突飛になってしまっては、自分勝手になってしまいます。あくまで、相手とつながって進めていく。見ている人の影響を受けて、物語をつくっていきます。
 その「つながり方」みたいなことを、感覚的に伝えていただいたようなワークショップでした。受け取る感覚と、渡す感覚。個人的には、こういう感覚って色んなところで大切になってきている気がしています。


 例えば、個人のキャリアの話。この前、少しだけエンドゴールで発表させていただきましたが、キャリアって自分勝手に描いて、デザインしていくものではないんだと思っています。そのときの状況、求められていること、影響を与えているものすべてが合算されて、吸い込まれるようにそこに行き着く。そんな感じのキャリアもあるんです。
 強い意志でキャリアを築く人もいますが、わたしは漂流して「ここに来ちゃった。何できるかなぁ?」と頭をひねっている人の方が好きです。ただ、漂流するにしても、波にどうやって乗るか、もしくは、波にどうやって飲み込まれるか、ってところでの方法が必要になってきます。渡されるばっかりだと、必ずどこかで行き詰まります。だれかに渡されたら、だれかに渡さなければならないし、だれかに渡すから、だれかから渡される。人間はそんな風にできています。
 だから、情報を仕入れて、相手のことを考えて、たまには身体反応的に、判断していくことになっていきます。そんなこと、学校じゃ教わりません。それは、偶然を引きつけて、必然に変えていくようなことでもあったりして、まったくの白紙を自由に飛びまわるより余程クリエイティブであったりもします。そんな方法を、インプロで感じたりもできるわけです。

 そんなことインプロで学べるかよ!ってツッコまれる方に反論する気はあんまりありません。ちょこちょこブログで書いている、編集稽古や会社ゲーム、ファシリテーションでも、だいたいこれと同じようなことになってきます。なので、わたしが書いているから、こういう結論に達しているってことは否めません。
 興味がある人は、今井純さんの本を読んでみるといいと思います。わたしが読んだのは『自由になるのは大変なのだ』とかだった気がします。

 ほんと、うまく書けないんですよね。すっごい大切なことほど、伝えられないもんです。あと、ワークショップはめっさおもろかったです。次の機会があったら、要チェックですよ、ほんまに。ヽ(´ー`)ノ




m(_ _)m

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