meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

ちょっと冷静に、この夏行ったところを挙げてみる。

 至るところで秋を感じる時期になってきた。気がつけば9月も下旬にさしかかっている。青春18切符はとっくに効力をなくし、セミの五月蝿い鳴き声はどこへやら。天高く、食欲は増し、雲はウロコと化す。秋である。まさかこんな時期まで無職状態を引きずることになろうとは、あんまり思ってなかった。(しかし、じゃあどれぐらいの時期に職に就くつもりだったのか、と問われると答えに窮する)
 先日、リクルートエージェントの担当者さんからのメールの中で体調を心配されてハッとした。確かに、よく考えればあっちへこっちへと動いている。実際どれくらい動いているのか、自分でも把握しきれていない気もする。とりあえずここらで自分がこの夏どれぐらい移動していたのかぐらい振り返ってみようという気になった。夏、というか、5月からこっちって感じでまとめてみると以下のようになる。

 5月下旬:香川(高松周辺)、大阪 → 6月上旬:神戸、滋賀 → 6月下旬:東京 → 7月上旬:東京 → 7月下旬:島根(海士町、松江) → 8月上旬:三重、大阪、福岡 → 8月下旬:山口(萩)、島根(松江) → 9月上旬:岡山、岡山、京都 → 9月下旬:東京

 えーっと、たぶんこれで長距離の移動は全部だと思われる。だいたい2週間に1回は必ず遠出をしている計算になるのだろうか。いやぁ、まぁ、うーん。単に遊びに行っているところもあるし、帰りに寄った程度の場所もあるけども、かなりの移動距離だ。試しに計算してみよう。Googleマップでおおよその地点を入れて、車移動の距離を出してみたところ、なんと総距離6578kmらしい。ほんとにそんなに移動したんだろうかって感じだけども、妥当な感じがしなくもない。そりゃあ、エージェントさんからも心配されるわ。めっちゃくちゃ移動してるなぁ(笑)。

◎。。。...


 もちろん、青春18切符大活躍させたわけで、さすがにそうしないと交通費がもたない。NPO時代から思ってたけど、交通費は高すぎる。バカ高である。もうちょっと安くしなさい、ほんとにそうしなさい。NPO割とかつくってよ、って昔からぼやいてたなぁ。GoogleもNon-profit向けのサービス開始したし、JRもつくらないかね、そういうの。
 ちなみに、今週末のも含めると向こう半年間であと4回東京に行く予定が入っている。死ねるといえばわりと死ねる感じである。5年ぐらい前の動き方のようでいて、「おれ、もうそんなに若くねぇよ〜」とつぶやきたい。おおよそ馬鹿であるが、そもそも馬鹿なのでつける薬はない。行くと決めたら、行くのみである。
 しかし、やたらめったらとお金や時間を注ぎ込んで、いったい何がしたかったのか。改めて考えるに、やはりその目的・主旨は移住である。移住をするために、いろんなところをまわってみたり、面接だのなんだのと駆けまわったのであった。それがわたしの第一志望であって、ぶっちゃけそれ以外はあんまり考えてないのかもしれない。いや、一応職に就く意志はあるんだけども、なんか今の生活リズムが板についてきて、徐々にプロニートと化していなくもないのだ。ある程度の現金稼ぐ能力だけつけてしまって、このままバックレちゃおうかと思う瞬間だってある。たぶん、そーゆうこともできなくはない。と、思う。(;・∀・)

 それでも、踏みとどまって、人材育成やら情報発信やらなんやらとか言ってしまう。それが性分であり、どうしようもないわたしの性格でもある。早く現場に出て、難しさに向き合いたいとか感じてしまう。別に戦闘地域を求める戦士じゃないんだけど、肌感は大切にしたいのだ。この秋からはじまる編集学校の師範代も、わたしにとってはひとつの現場になる。何が起こるのか、どうなるのかわからないけど、不思議と気持ちは安定している。起こることを楽しむ準備はできている、つもり、だ。

◎。。。...


 そんなに言うのであれば、勝手にどこかに行って「ここが現場であるぞ」と勝手に思い込んでしまえばいいではないかと、僕の中の誰かが囁く。それができる行動力があれば苦労はしない。しかし、まぁ、そんなタイミングなのかもしれない。こんだけ動いてみたんだし、もうそろそろ何かを許してもらってもいいのではないか、などと自分に甘く考えてみる。



m(_ _)m