安全保障関連法案が採決されたようです。午後4時40分過ぎでしょうか。ちょうどイオンでおやつを買って帰ってきたころでした。昨日から気になっていたことの決着が、とりあえずつきました。反対されていた方も、賛成されていた方も、まずはお茶でも一杯飲んでください。落ち着きましょう。ずずずずっとすすって、ふぅ〜、とひと息つきましょう。
もう、散々言われていることではありますが、いくらなんでも混乱し過ぎではないでしょうか。切羽詰まった状況なのはわかります。わかりますが、ずい分前からその焦りが、妙な雰囲気を醸成していたようにも思います。
どどどっと雪崩をうつような狂気。反対を訴える勢い、熱であるはずなのに、その熱狂が「戦い」を生み出すような空気をつくってしまっている。そんな感覚を持ったのは、おそらくわたしだけではありますまい。
よかれあしかれ、線は越えました。冷静になれるのは今です。振り返りましょう。自分が何を信じて、どんな意見を持って動いていたのか。そして、それがどんな結果を導いていたのか。
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わたしが以前勤めていたNPO法人、起業支援ネットの総会議案書に、こんな文章が載っていました(あ、まだ今年度の会費払ってない。。。払わねばっ)。
常に起業支援ネットは「必要としてくれる人材や組織があるならば、そこで彼らとともに最善を尽くす」という道を選んできた。それは、社会課題解決を志すことにおいて、より早く効果的な手段を求めるという発想そのものが、社会課題を生み出してきた構造と酷似していることへの私たちなりの答えでもあった。
こんなタイミングで引用してしまうのも惜しいぐらいの文章だなと思います。わたしたちは、何を目指すのか、ばかりではなく、どう目指すのか、をもう一度意識して、見直してみなければならない。これもまた、方法の時代がわたしたちに出した課題だと思うのです。
いいことをしていたつもりだったのに、いつの間にか、周囲には荒野が広がっていた、なんて事例は意外と多い。その振る舞いが、思わぬ結果を招く可能性があるんです。そして、その因果はお茶でもすすって考えてみれば、スグに見えてくるようなことでもあったりするのです。
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デモが野党を奮起させ、野党が女性議員で壁をつくり、その滑稽さに呆れて、日本はもうダメだとつぶやく。過激が過激を引き寄せて、その熱の塊は熱の塊が進みたい方にすすんでいきます。そこで自らの思考を保てるのは、それこそ余程の体力がある人だけでしょう。わたしも浮足立って、ふわふわした2日間でした。
今一度、落ち着いて。わたしなんかはいっつも落ち着き過ぎというか、むしろ怠けてないで動けよっ!ってタイプなんですけど、ま、そんなキャラだから言います。落ち着いて。この動きの意味を考えましょう。何が起きたのか、そしてどこにつながっていくのか。
わたしは日本が好きですし、日本を離れられるとも思いません。できればここで、平和に、まったりと、のんびりと、ぐだぐだぐったりと、暮らしていきたいのです。そのためにできることを、少しずつ、少しずつ、やっているつもりだし、やっていくつもりです。
m(_ _)m