引っ越しの作業をしています。本格的な引っ越しは6月の初め。それに向けての準備というか、先行して掃除やら、ちょっとした荷物運びやらをさせてもらっています。借家という形態は初めてなので、やっているとなかなかに新鮮です。
アパートと違って、いきなり「ハイッ、今日からここがあなたの家です!」的な入り方は難しいようです。ちょっと助走期間を置いて徐々に整える必要がある、というのか。もともとあんまり整っていないし、建てた人の生活や趣味に合わせてつくられている。だから、それらを自分たち用にカスタマイズしていくような時間が今なのだろうな、などと感じています。
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とりあえず、土曜日と日曜日に2日間、新居の掃除に行きました。初日はとにかく床を掃いて、拭くことです。ほうきとちりとりを買って、畳拭き用のシートも買って、ひたすらに拭いていきます。人が住んでいたのか、と思えるぐらいにホコリは集まるし、シートは汚れていく。うっひゃー、とか言いながらゴシゴシと拭いて、ひとまず気兼ねなく歩けるような空間にしていきました。
諸事情あって水道が使えなかったので、翌日は庭の草とり。若干、開墾って感じもしなくもない草の生え方です。物件を見学に来たときには、こんなに鬱蒼としてなかったんですけどね。雑草の生命力にひるみました。
結局、1日かけて集めた草や落葉は45Lのゴミ袋に4袋か5袋くらい。見た目的なbeforeとafterはこんな感じです。
引っ越し前の新居そうじ2日目です。今日は裏庭の草とり。というか開墾?とりあえずビフォアーを撮ったのでした。( ̄ー ̄) #草 #庭 #shimane
草とりアフター。( ̄ー ̄) とりあえずここまで抜きまくりました〜。 #庭 #shimane #草
なかなかにタフな週末でした。おかげで身体はミシミシいってます。ご飯をたくさん食べ、いつもより早く寝て、疲れてぐっすり眠れたみたいです。わたしに似合わぬ、健康的な生活でした。(^_^;)
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こういうことをしていると、家に劇的な変化が起こってきます。それまでは人の住んでいない貸家物件、もしくは空き家だったものが、一気に家に変わってくる。見た目がそんなに変わっているわけではないです。それなのに、入ったときの雰囲気が違う。疎外感がぐっと低くなって、親しみを持って迎えてくれるようになる。その変わり方にびっくりしました。
草とか、虫とかにとっては大惨事なのでしょうけども、やっぱりわたしは人間ですので、人間のいる空間が気持ちいいのでしょう。放置されていた場所に手をいれることで、人間の空間になっていく。そんなのを実感しているようです。とても、贅沢な時間だと思います。
どんなことでも「事前」の時間がいいなぁ、と思うのです。ドキドキしたり、ワクワクしたり、妄想したりする、前夜祭のような時間。これがあるとないとでは、本番の実りが違うような、同じ実りであっても受け取り方が違うような、そんな気がします。
晩ごはんだって、おいしい匂いがしてくるから、やっぱりおいしいんだろうなと、今更ながらに気づくのでした。
なるべく丁寧に、この移行期を楽しんでいきたいもんです。
m(_ _)m
- 作者: エドワードレルフ,Edward Relph,高野岳彦,石山美也子,阿部隆
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