meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

引っ越し前日の朝に。

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 気がつけば6月になっていました。5月の週末はほとんどを引っ越し作業に費やしていたkimuraです。おはようございます。

 明日には、引っ越し本番です。市内の引っ越しなれど、近距離の引っ越しなれど、生活環境はガラリと変わります。車で10分ぐらいの距離の移動かな。明日には冷蔵庫とか洗濯機とか布団とかも運び入れて、向こうでの生活が始まります。thereだったものが、hereになっていくわけです。だから何?って言われると別に何かオオゴトが起こるわけでもないのですが、まぁ、妙にソワソワ、ワクワクしているわけです。お許しください。

●◯。。。...

 荷物の大半は既に運んだつもりです。しかし、なかなかにモノは減らないわけでして、こっちのリビングは段ボールとそこに詰めるべきモノたちが氾濫しております。簡素な暮らしをしていたハズなのに、と感じてしまいますね。人が生活をする。それだけなのに、意外と多くのモノが必要になってしまいます。ちょっとびっくりするほどで、それだけ消費していると考えるとちょっともやもやもします。
 さすがに物置はおおよそカラです。本棚に並べてあった本たちも向こうにいっているので、キレイにさっぱりと、淋しい感じになっています。あとはリビングに出ているモノや、食器や、調理道具に調味料とかとかを詰め込んでおけばよし。今夜が山場の雰囲気が漂います。片付けられるのか、これは。

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 本当は、半年間ぐらい腰掛けで住む予定だったアパートです。あんまりこだわりはなかったけど、ちょうど働く場所の近くにあったからここになったという選び方でした。なぜか新築で、最新設備が整っていた。浴室暖房とかまでついていた。名古屋に住んでいた頃よりぐんと生活水準がよくなってしまうという、これも妙な体験をしたものでした。
 いろんな事情があって、1年と4ヶ月ぐらい住んじゃったことになります。その間に、様々な出来事が起こって、職を得たり、変わったりがあって、やっと引っ越しができる状況になりました。思ったよりも時間はかかりました。
 さすがにこれ以上住んでいるのは、ちょっと違うという気になったのが春ごろでしょうか。大東建託のサービスに不満はないけれど、あちらこちらに「まぁ、これぐらいでいいか」が見えるアパートのつくりや、徐々に田んぼをなくしてアパートにしていく、そんな流れに乗ってつくられたと思われる経緯が染みこんでくる気がしてしまったりして。そろそろだな、という流れがきたのだと思うのです。


 家賃は下がります。平屋で狭く、細長い家です。つくられた、住まれたあとのある家に、これから入ります。もちろん、迎え入れてくれたこのアパートにも感謝しながら。

 

m(_ _)m