あっちこっちからポケモンGOの話が飛び込んできた。先週ぐらいにスマートニュースかyahoo!ニュースあたりで見かけて以来、どんどこどんどこ、崖から落ちただの、指名手配犯が警察署に行っちゃっただの、公園に人が出てくるようになっただの、いろんな話が湧いてきている。今朝は遂にNHKラジオでポケモンGOの解説があった。リリースされてから1週間程度とのこと。すさまじい勢いだなと驚く。
何がそんなに楽しいのか。ハマるのか。これはやってみないとわからないので、とりあえずやってみようと思っている。たぶん、無料でプレイできるハズなので、無料ユーザーとしてちょいちょい手を出してみるつもりである。どんな体験ができるのか、興味津々なのだ。
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大学生になったころぐらいから、場所が単なる場所であることが気になって仕方がなかった。地理学では「場所」と「空間」という対比で説明されてたと思う。無味無臭なのが空間で、意味や愛着がくっついたのが場所、ってな感じで、英語で言えば「place」と「space」だ。
ぼくは、その辺にある何気ない空間が、実は誰かにとっての大切な場所だったりすることがあると思っていて、街や道のそこかしこにあるかもしれない、思い出や歴史や感情やつぶやきをどうにか見えるようにできないかと考えたりしていたのだった。だから「東京時層地図」はスグに購入していたし、「セカイカメラ」ももっと流行れば楽しいのにと思っていた。残念ながら、それとなく廃れていったけども、ああいうサービスがいつか出てくる日を心待ちにしていた。
そんなところでポケモンGOが出てきたのだ。
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ポケモンGOの仕組みはとてもシンプルなようだ。スマホを持って、街に出る。すると、街にポケモンが現れる。ポケモンにモンスターボールをぶつけて、捕獲する。ポケモンに出会うためには外に出て移動しないといけないし、レアなポケモンが出る場所はおそらく限られている。仕組みはとってもわかりやすい。
スマホの中のゲーム世界によって、普段の世界が一変するということだと思う。あの交差点は、いつもの交差点から、ピカチュウがいる交差点に変わる。これもまた、編集されるということだろう。
気になるのは、この編集が上塗りになのかどうか、ということだ。拡張現実であるならば、重ね塗りになっていなければおもしろくない。それまでの積み重ねを無視してベタッと塗られたのでは、あまりに豊かさがない。どこまで重ねられるか、そこが個人的な興味なのだ。
そして、もう一歩言うならば、編集のプロセスには集合知的な仕組みが入れられるといい。ゲームバランスもあるので、中核部分は手放せないだろうけども、どこかプレイヤーが場所の編集に関わる余地があるならば。そんな期待をしてしまう。
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さて、実際にはどうなっているんだろう。ポケモンの世界と現実の世界がかけ離れ過ぎていて、別々のものとなっているだろうか。ゲームが現実になると興ざめだ。ゲームがゲームに籠もっていてはおもろうない。このバランスはどうやって調整されているのだろう。
ま、とにかくまずは楽しんでみよう。
m(_ _)m
- 作者: コリン・エラード,Colin Ellard,濱野智史(補論),渡会圭子
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- 発売日: 2010/04/22
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