meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

インプットの日々。(簿記とか)

f:id:meta-kimura:20181007215441j:plain

 がしがしとインプットする日々が続いている。こんなに勉強らしい勉強をするのも久しぶりかもしれなくて、少し受験勉強時代なんかを思い出す。机に向かって、参考書を読み、問題を解いて、答え合わせをする。こういう勉強法が今の自分に有効だとは思ってなかったのだけど、ぐいっと机に向かってカキカキしているとそれなりにその世界に入っていけて、それはそれで楽しいもんかもしれないと思えてきている。
 とりあえず手をつけているのをひとつ挙げるとすると、簿記である。今さら感が半端じゃないのだけれど、それなりの必要性と、それなりの緊急性があるから仕方がない。今までずっと複式簿記の意味がわからずに遠ざけていたので、その仕組みの妙に迫るにはいい機会と割り切って、簿記の世界に歩み寄った。
 複式簿記ってのは、聞く(読む)ところによると「複式簿記は人類最高の発明のひとつ」とゲーテが言ったとか言ってないとかで、14世紀とかに開発された手法が今でも生き残っているという代物である。700年だか600年前の方法で管理し続けてて大丈夫なのかよ、ってな記述をどこかで見かけて、全くそのとおりだと思ったりもしたけれども、残念ながら今は複式簿記の世界であって、複式簿記がなきゃ企業の会計が捉えられないらしい。
 ぶっちゃけて言えば、売掛だの買掛だのをなくして全部が全部電子決済にのっけてしまえば、処理が単純でいいんじゃないかと思わなくもない。思わなくはないが、それは初学者の傲慢というものであって、ちょこちょこ勉強を進めるに、これは簿記感覚的なものを身に染み込ませるところに中核があるのだろうと考えるようになった。
 簿記的世界観のロジックをひとまず読み解いておいて、そこからはトレーニング的に問題をこなしていく。多分そんなこんなで一定期間浸かってしまえば、複式簿記の真価がわかってくるのだろう。まぁ、わかるためには実務をせんといかんだろうが。

●◯。。。...

 そんなことで、簿記の勉強をしていて、さらに平行していくつかのことを勉強している感じになっている。もちろん遊びも含めて。ここ数ヶ月でUdemyだのprogateだとかを見に行くことが増えた。kindleに入れる本も、大抵がビジネス系だったりしていて、人文系の空気に触れられていないのは少々さみしかったりもする。
 なにせ状況が状況なのだ。引っ越して、新しいステージを迎えてどしどしやっていけば先が見えてくるやっ、と思っていたら、いきなり、唐突に、状況がぐるんっと一転してしまった。落とし穴どころではなくって、天空へと伸びる階段登ってたら地下通路にドスンッと落とされてしまって、真っ暗なのである。正直、笑うしかなかったので、笑った。
 こういうときは何とかするしかない。どうにかサバイブするためにも、身につけるものは身につけておくことがリスクヘッジになる。幸いにも、目が落ち着いてきたら真っ暗闇の中にもぼんやりと光がなくはないことがわかってきた。蜘蛛の糸が降りてくる機会はそうそうないのだから、手繰り寄せて登るためにカンダタ並の腕力を持っておくにこしたことはない。
 基礎体力、というか基礎知力だけが頼みの綱である。基礎知力があっただけまし、というものだろう。

 ってなことを書きながらも、星景写真撮りに行ったり、こうやってブログ更新したりしてるんだから、まだ余裕はあるってもんだ。いやぁ、人生ってのはおもしろい。本当に、何が起こるかわかんないんだから。

 

m(_ _)m

 

 

みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第6版 (みんなが欲しかったシリーズ)

みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第6版 (みんなが欲しかったシリーズ)