meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

パッパッパー パッパパラパー



 今朝、なにやら改めて、神妙な顔でパンダヒーローを聞いて
 いた。どうも『 ゼロ年代の想像力 』を読んでからという
 もの、クリエイティブに対して、社会の流れとか、感覚とか
 を読み取ろうとしてしまう傾向が強まってしまったようだ。

 人気のある創作物には、やっぱりそれだけの理由があって、
 その理由ってのは、なにかを反射してるもんなんだけどさ。
 あんまり神妙な顔して聴くもんでもなかろうと、自分で自分
 につっこみたくもなる。




 パッパッパー パッパパラパー

 聴きながら思い出していたのは、こんな話を思い出していた。

 「 震災救援で募金してる人が、スーパーでは買い溜めに走っ
   ている。なんかそれ、変じゃないだろうか 」

 こんなようなことをどこかで聞いていた。なんかこういうのも
 一方では白で、一方では黒だ。そして、たぶん、その人にとっ
 てその行動ってすんごい当たり前のことなんだろうし、僕でも
 同じようなことをするだろう。

 白黒曖昧。 パンダヒーロー。

 曖昧というか、白い面と黒い面があって、 なんか、その矛盾
 をそのまま積極的に持っていくような。もう、いろんな人がず
 ~っと抱えてた矛盾があって、それを解消せずに乗り越えてい
 くような。そーいうのを待っているような気がしないでもない。



 こういう話をしてると、じゃあ、何が白で、何が黒なんだとか
 言われそうだ。確かに、もう神が死んでどんだけか経って、善
 もなければ悪もないっていう時代、、、って昔からそういう認
 識って結構あったんだろーけど。だからこそ、敢えて抽象的な
 絶対悪を規定したファイナルファンタジー4のゼロムスって素
 敵なんだよねぇ。脱線話。

 えーっと。

 そうそう。


 白でもないし、黒でもなくて、何か矛盾を乗り越えていきそうな
 存在で、もう1つ期待してる人がいるんだよねぇ。新しい悪役像
 を提示できそうなあの人。





 「 海賊 黒ひげ 」






 「 高みを目指せば、立つ拳の見つからねぇ喧嘩もあるもんだ 」

 すっごい気になるよねぇ。ほんと、すっごい気になるよねぇ。
 例えば、黒ひげは社会起業家っぽいだろーかw