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meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

決めない会議と決められない会議

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 帰ってきて、Evernoteを眺めていたら、数年前に書いた記事が出てきました。調べてみると書いたものの、ブログにはアップせずにいたみたいです。昔はこんなシュピシュピ思考をしていたのだなぁ、としみじみ思うと同時に、今につながるヒントもあるような気がしたので、お蔵出しってことで掲載してみます。

 ミーティングはないけど、報告とか相談が甘くなってるんだよなぁ。最近のワタシ。以下、数年前に書いたものです。敢えての修正なし!ご笑覧あれ。

 

●◯。。。...

 

 失敗したぁ。 と。 痛烈に感じた金曜日。

 何に失敗したかというと、ミーティングの設計に失敗したのでした。しかも、失敗したまま、ファシリテーター(進行役)を他の方に任せてみたので、さらに墓穴を掘りました。おっとこれはマズイ。うーむうーむ、といったところです。

 失敗の原因は何か、というと「 参加者のミーティングスキルを見誤った 」です。いや、個々人のスキルが低かった、高かった、というわけではありません。こういう問題を個人に帰するものとして捉えてしまうと、その対処は「個人が努力する」以外になくなってしまいます。「わたしが頑張れば何とかなる」は多くの場合真実ですが、同じくらい多くの場合、誤りなのです。たぶん。

 とはいえ、ミーティングスキル、と表現したものが足りなかった、ってのがわたしの実感でした。


 ミーティングの仕方を変えたのは、先々週ぐらいです。それまでの【議題】を【提案】に変更しました。前者であれば「〜について」とか「〜の件」でも会議は進みますが、後者はそうはいきません。「〜について、〜だと考えられるから、〜としてみてはどうか?」というところまで、ある程度組み立てて持ってこないといけません。どういうレベルの話であれ【提案】としておけば、そうなります。

 この変更はミーティングのランクアップを意味しています。これまで「〜について」で持ってくれば、その場で議論されて、なんらかの決定事項が出てきたわけですから。

ちなみに「〜について」から議題がはじまった場合、ファシリテーターは相当頭をつかうことになります。本来ならば「課題→ブレスト」と「検討→意志決定」の間には、個人で持ち帰ってたたき台作成を入れるのが効率的です。そこをすっ飛ばして、その場で現状確認→アイデア出し→検討→意志決定まで導くのは、けっこうしんどい。いいアイデアが出るかどうか、とかがポイントになってきます。

 ファシリテーター目線では、プレゼンテーター(提案者)ができることでかなり議事進行の負荷が軽くなります。進行役は一步ひいた目線で場を眺められるのが理想です。岡目八目、横から見れば当然のごとく、八手先が見えます。これは個人の資質どうこうの話ではありません。逆もしかりです。どれだけ個人の能力が高くても、中に入って奮闘している状態では「あっちに行ったらいいのに」って道を見つけ出せません。余程意識しない限り。

 だからといって、外から「そこそうすればええやん!」って無造作に投げ込まないように。中で奮闘してる人はそれを受け取る余裕がありません。不快に思うか、怒るだけで、そんな状態で実行される策がうまくいく可能性は低めでしょう。
 あと、ファシリテーターはアイデアを出すために一步下がるわけじゃありません。どちらかというと、位置を確認し、中で議論する人に見通しを伝えて安心させるためです。

 以上をまとめると、【議題】を【提案】に変えると、ファシリテーターの権限・負荷が下がり、下がった分がプレゼンテーターに受け継がれます。なので、ファシリテートもしやすくなる、ハズなのです。

 


 で、ここからが失敗の原因です。

 つまるところ、【提案】まで組み立てられた提案が出てこなかったのです。「提案って書いてあるけど、これ、提案になってないよ。。。(;・∀・) 」です。これはしまったです。ズレが生じてしまっている。ズレがあるときの進行はさらに難易度が高くなる。ぬーんぬーん。

 繰り返しますが、これは個人の問題じゃないです。設計が間違ってる。これまでの習慣に浸かってきたのに、いきなり提案を出せるわけがないのです。

 そもそもこれまで【議題】として上げていたものは、報告レベル、相談レベル、提案レベルなどなどがごっちゃになっていました。それらをどの段階にあるのか意識しなくてもいい状況があったわけです。そんなところに、ぽこん!っと【提案】の仕組みを入れてみても、どーすりゃいいかわからんですよね。

 頭の中に浮かんでいる「ミーティングで話したいリスト」の中の、どれが提案にあたるものなのかを選ぶことも難しい。提案にできないけど、話したいことをどうすればいいかも見えてこない。これでは、ミーティングは成り立ちません。今までの習慣というのはとても怖ろしいもんです。目に見えないよくわからない力は着実に、確実に染みこんできます。その結果、使われる筋肉は発達しますが、逆も然りです。ゆっくりと忍び込む力ほど強力なんです。その力の影響を見逃していました。

 まずは話したいことを整理することから、文化をつくっていかなきゃならんかったのです。


 なんでもそうですけど、「こっちの目線」ばかりからドーンっと導入してもうまくいきませんね。まぁ、でも、思い通りにいかないことの方が普通ですし、その方がおもしろいもんです。こっからどうつくっていけばいいかは試行錯誤しながら考えていこうと思います。

 あと、最近やたら上から目線になってますね。わたしが。権力ってのはおそろしいもんです。権力をもってると見なされている人が、場においてその力に無自覚に振る舞ってしまうと大変なことになります。怖い上司に「さぁ、話せよ!」って言われて話せる人はそういません。人からどう見られているかは、意識しておかないと、自分の発言力を間違えてしまいます。なんらかの権力を持ってしまっていることは、痛烈に、痛烈に、痛烈に、痛烈に、痛烈に、意識しておかないと。会議を講演にしちゃわないように。自分の思い通りになる会議なんぞ、しなくてよろし、なのです。(※学生時代にわりと痛い経験してるのでw)

 


m(_ _)m

 

 

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