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meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

若者の投票率アップを、と言ってはいるけども。

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 選挙が近づいてきた。こういう時期には「選挙に行こう!」が合言葉のように唱えられる。特に若者に向けて、投票率アップを目指したキャンペーンだとか、イベントだとか、チラシとかビラとかテレビ番組とかがあったりする。
 いつものことで、大変にいつものことである。だから、いっつも、いつものことだなぁ、と眺めてしまうのだが、今回ちょこっと気づくことがあった。あれ?これってもう10年近く前から言われてることなんじゃないか?というやつだ。同じようなメッセージが、だいぶっと前から叫ばれている。なのに、今もまだ状況が変わらないばかりか、どうやら悪くなっているような気もする。一体どういうことなのだろう?という疑問である。

●◯。。。...

 ぼくがマニフェストの勉強会なんかをやったことがあって、もう7年ぐらい前のことになる。あの頃から、若者は投票をしないのが定説であって、そこをどげんとせんといかんっ!ってなイベントが目白押しだった。選挙前はそういう時期で、雨後の筍とまではいかないけども、歩けば当たる棒ぐらいにはそこら中に落ちていたように思う。街中で1円配りながら「投票に行ってね!」って言ったら、みんな行くんじゃね?みたいな話を居酒屋でしていた程だったし、もちろん、テレビ番組での解説とか呼びかけもあったハズで、そんなのがずっと続いてきている。つまりはもうみんな投票に行かなきゃならないのは知っているハズなのだ。
 なのに、投票率が上がらない。特に若者の投票率は気になる。既に絶対数で高齢者に負けているのだから、行った方がいいに決まっている。なのに、行かない人がいる。どういうことなのか。
 これは絶望的な予測で、悲観的に過ぎると思うのだけども、ひとつの可能性に思い当たってしまった。票があるところにお金が流れるという、単純な構造、シンプルな論理が理解できないほど、ぼくたちは愚かになっているのではないか、ということだ。要は、バカ過ぎるってことだ。

●◯。。。...

 政治の主な役割は、調整であり、再配分だと思っている。再配分というのは、たくさん儲けたところから税金をとり、儲けられなかったところへ流すということである。差がつき過ぎているから、それをならそう、ある程度平らにしようってことだ。この再配分の按配を、政治で決めていく。
 そして、政治家が大切にするのは、当然のことながら票なので、票が多いところに再配分を手厚くするのは、これまた当然のことなのである。結果、当たり前のように、若者の優先順位は下がる。苦労する。目に見えていることだ。
 政治だからって、聖人君子のように平等なわけがない。そんなことぐらい、さっさと気づくべきだ。団塊世代がかわいい子どものためにと思って、利権をタダで手放すだろうか。そんなことはない。彼らはやり手だ。

 事はシンプルである。隣に投票行かない若者がいたら、なんで行かねぇんだよ!ってキレていいぐらいのものなのだ(そんなことやったら友達なくすだろうけど)。今の20代には、30代より暗い未来が待っているし、10代には20代より暗い未来が待っている。未来なんて予測でしかないけど、負担が増えるって話はどこかで聞いているはずだ。


 そこまでわからなくなっている程、愚かじゃないだろうから、賢明な若者がなるべく投票に行くことを願おうと思う。

 

m(_ _)m

 

 

「社会を変える」お金の使い方――投票としての寄付 投資としての寄付

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