今週末はこっそりと関西に行ってきた。震災の影響で東京
の予定/イベントがなくなったこと、と、落ち着いてはき
たものの、ちょっとした狂乱騒ぎのような震災関連の動き
からの逃避でもある。旅に出てしまえば、それほど情報に
揺らされることはない。
会いたい人もいたので、ちょうどよかった。
京都に帰ってみれば、寮は追いコンだった。そんな季節か
と思いつつ、先輩もいいとこな私はたけなわ過ぎに合流す
る。院に進む、就職する、留年する、ふらふらする、みん
なそれぞれの道を赴くままに進んでいるようだ。最近は4
年でストレートに就職するやつも少なくなって、なんだか
少しうらやましい。あんなに人生ぐだぐだにできる場所も
なく、あんなに人生謳歌できる場所もそんなにないのだ。
社会不適応が増えている、
というわけではなく、
生き方が多様になっている、
というわけでもなく、
うちの寮としては、元に戻ったんじゃないか、 と思った。
もともと考え過ぎて、考え過ぎて、違和感なんか大切に持
っちゃっう人の集まりだったような気がしている。2000
年代前半、そんな空気を一掃して「 勝ち組、負け組 」
構図を導入し「 オンリーワンよりナンバーワン! 」と
叫んでいた世代とその後継( 私たち )がちょっと特殊
だったのではなかろうか。( ちなみに、今でも私はオン
リーワン的考え方が好きではないw )
道なんてそもそも無数にある。
「 そのどれかを選んで、エリートコース 」みたいな、
考えに対して、みんなどんどんナナメになりつつあるん
じゃなかろうか。大企業に入って安定志向/エリート志
向な道を選ぶのにさえ、大変な覚悟がいる時代が来てい
そうな雰囲気だ。超安定志向の後輩が、潰れないために
外資系企業を視野に入れていたのには、驚いた。
僕みたいな怠けもんには、少々厳しい時代になってきて
いる気がしている。普通に働いててもいいような人が、
どんどんふらふらするようになっていくんではなかろうか?