朝起きたら、雪景色だった。年に1回ぐらい名古屋は雪国になる。たまに見る雪にはテンションが上がる。
ここぞとばかりにK−5(防塵防滴仕様!)を持ち出して、出勤準備。スタンバイOK!とばかりにアパ
ートの玄関を開けたら、予想以上の吹雪に驚いた。っていうか、ちょっとひいた(笑)
ギュッ、ギュッ、という新雪の感触が伝わってくる。既に踏まれてたところに、次から次へと雪が降り積
もっている。何を撮っても新鮮だから、無駄にシャッターを切る。寒いし、寒いのは嫌いだけど、こうい
うときにはやたらに体が動くもんだ。信号待ちにもイライラしない。むしろ待ってる間がシャッターチャ
ンスである。
駅に着いたら、意外にも電車は遅れてなさそうだった。逆方向は1時間前の電車が来てなさそうだったけ
ど、こっちは3分遅れぐらい?これなら事務所に連絡入れなくてもいーだろう。悠々と乗車したら、そこ
で電車が停まった(笑)いつもは2〜3分の乗車が25分ぐらいになる。まぁ、そういうこともあるわ、
と流してしまえるのも雪のせい。これが1時間超えてたら怒ってただろうけどな。
午後になって溶けていく雪を眺めながら、勿体無いなぁ、と思う。残念がる。ふと、なんで残念がるんだ
ろう?と疑問になる。心ゆくまで堪能してないからだろうか?雪合戦したり、雪だるまつくったりしてな
いからだろうか?なんなんだろうなぁ、と感じながら、それでもやっぱり消えてゆくものは美しいんだろ
うなぁ、と考える。たまに降る雪、たまに積もる雪は、盛大に景色を変えるけども、やっぱりスグに消え
てなくなって、日常にもどっていくもので、そういう切なさがみたいなものが、弱さであったり、フラジ
ャイルな感覚を生むんだろうなぁ、と思う。積もったけど、そのうち溶けちゃう。そういう微妙さが好き
だし、たぶん、とっても大切ななんだろーな。えっらい漠然とした話だけども。
『フラジャイル』を見返してみようかなぁ、と思ったり。こういう機会に見返すのもまた一興でしょ。
m(_ _)m