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meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

転職しても使える「持ち運び可能なスキル」ってどんなのだろう?

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 この年齢で、いつの間にやら4社目となっているkimuraです。今日はすんごいあっつい。夏本番だわぁ。(;・∀・)
 転職を繰り返すというほど転がってきたわけでもない、と自分では思っておりますが、それでも他の人と比べたらだいぶと多い回数になっています。それは否定できない事実ですね。いやー、世の中厳しいです。しかも、Web、NPO福祉、教育となんだかよくわからん渡り歩きをしてしまっていたりして、もうこうなると他人からは「何やってんのよ、あんた〜」と突っ込まれても仕方がありませぬ。面目なしですな。
 とはいえ、俯いていてもしょうがありません。ここまできたら開き直りでしょう。転がったり、ダラダラしたりした分、得てきた知見もあるはずです。てなわけで、今回は「持ち運び可能なスキル」というお題について考えてみました。キャリアップのためにはスキルをつけなきゃねっ!(←そんなこと全く思っていない)

異世界にいくからこそ、持ち運んでみたい

 わたしほどではないにしろ、転職が当たり前の時代です。ひとつの職場務め上げが前提だったのはひと昔かふた昔前の話。どんな人でも何とはなしに転職を意識されていることでしょう。
 ただ、転じるということは、今までやってきたことを捨てるということでもあります。慣れた価値観、考え方、作業手順、をバッサリ捨てなければ、次の職場に馴染むことはできますまい。それが転職の醍醐味でもあるし、もったいないところでもあります。積み上げてきたスキルを活かせない環境に、敢えて身を置く。なんだかすんごい無駄なことに思えてきますね。
 だから、なるべくならおんなじ業界で、おんなじ業種で、積み上げた経験を活かして、となります。でも、それだとあんまりおもしろくないなぁ、と個人的には思います。「単に場所が移っただけ」になってしまいそうだからです。どうせ転職するなら、違う業界の考え方を持ち込んで、まぜこぜしたらいいのになと、そんなことも思ったり思わなかったり。ま、それぞれ事情はありますからね。

 場所が移るだけの転職を「移職」というのだ、と誰かに教えてもらいました。この「移職」の場合は、メインとなるスキルが持ち運び可能です。なにせ今までやってきたことの延長ですから。細かい手順は違うし、周りの仲間も違うけど、それなりに持ち運びが効きます。その方が楽だし、ふつーでしょう。
 一方で、ほんとに違う業界に飛び込むと、最初はなかなか大変な壁にぶち当たります。業界の常識がわからないし、言葉についていけないこともたくさんある。そんな中で、なんだかイチからの出発を経験するわけです。こういうときに、ああ、自分はなんて無駄な経験を積んできたのだろうかぁ、なんて思ってしまうことも多々あるでしょう。スキルの持ち運びが効かないのです。
 そして、そういうときにこそ、うまく持ち運んでもらいたいなと思います。異業種への転職でも、実は経験は活きているし、意識的に活かすこともできます。さらに、異質な情報が出会っているので、新しい何かが生まれる機会にもなっている。それは、自分の強みにもなります。

「持ち運べる」じゃなくて「持ち運ぶ」

 では、異業種でも持ち運べるスキルってなんでしょうか? 社会人基礎力とか、ビューマンスキルとか、地頭のよさとか、そんなのが思い浮かんできます。素養というか、なんというか。こんなのどうやって養うのかもわかんねーよ、ってぐらいにベースになる能力です。もはやスキルじゃない。却下。
 文章力とか、計算力とかはどうでしょうか? 地頭のよさよりはだいぶとスキルっぽくはなりますし、どこでも必要そうです。とはいえ、これもなんだか基礎過ぎて違和感があります。英語力ぐらいまでくると持ち運び可能なスキルといっていいかもしれませんね。

 って、そんな共通土台を頑張って掘り出すみたいなスタンスでは新しさには出会えませぬ。そうじゃない。つまりわたしは、今までの経験をそのまま活かしてしまうような思考を持った方がいいと思うのです。
 持ち運び可能なスキルを探して身につけるんじゃない。自分の今までを持ち運んでしまえ!スキルが楽しいのです。以前の仕事と、今の仕事を対照させて、つなげてしまう。これがポイントです。
 そんなこと言ったって、Webと福祉は違うじゃないか。なんて疑問もわかりますし、たしかに違います。違うけれども、結んでみると意外といい発見や推論ができたりするものです。今、やっている作業は、以前の職場でいうとどの段階にあたる作業なのだろうか。そんなことを考えてみるだけで、ぐっと視野が広がってきます。
 福祉のサービスプログラムの企画は、Webだとホームページの制作にあたるのかな、などと考えてみる。そうすると、サービスプログラムの企画にもインフォメーションアーキテクトが必要かもしれないな、なんてふと思いつきますね。そんな感覚です。

 こういう頭の使い方ができると、かなりの部分でスキルは持ち運べるし、経験は無駄にならずに活かせるのではないか、と思っています。事務が教師になっても、プログラマーが建築しても、対照して結ぶことができれば、スキルは持ち運べる。そのままの形はしていなくても、ちゃんと受け継がれていて、発展もしていきます。とってもオススメです。

 

 ということで、持ち運べるスキルってどういうものかな?という問いの答えとしては変則的ですが、持ち運んでみたらいいじゃない、と答えたいなと、そんなふうに思うのでした。どうせ転じるなら、まぜこぜして新しい世界を切り拓きたいもんです。

 

m(_ _)m

 

 

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