さて、
このペースで更新すると7月に入る頃にはネタがなくなるのではないかと思いはじめました。
が、
書きたいから、書く!
就職活動をしてたときに広告系の会社で聞いた話、
「 興味のない広告がその人の目に触れるなんてことは、今後なくなっていく 」
コンテンツ連動型とか、そういう文脈での話なんだけど、
これから「興味がないモノ」に触れる機会がどんどん減ってしまうんだろうなぁ、と
何やら危ないんじゃないかと思ったことがあった。
そんで、今日のタイトル。 「 集団分極化 」
確か、『インターネットは民主主義の敵か?』にあった概念で、
「 似通った考え方やアイデンティティの持ち主同士がコミュニケーションを取ることで、あらかじめ共有された考え方やアイデンティティを強化するようなコミュ ニケーションや情報ばかりが流通し、結果としてより強固にその考え方を信じるようになること。 」
(http://d.hatena.ne.jp/macska/20070922/p1 から引用)
インターネットが広がるにつれて、例えば「牛乳瓶のふた集め」みたいなマイノリティな趣味を持つ人でも仲間と一緒にコミュニケーションできるようになった。
それは思想的にも同じで、つまるところ、同じ思想の人が固まってしまい、その中で意見がどんどん「先鋭化」というか、敢えて言うなら「過激化」してしまうという考え方。
仲間内で、
「ねぇねぇ、あれってどうよ?」
「だよね~、やっぱりそう思うよね~」
を、固まった思想で繰り返してたら、 そら、より強固に、頑固になってしまう。
いや、バランス感覚しだいなんだけど、
同じ立場、セクター同士で話しても、シナプスがつながるような発想はでないよな~、と。
そんなことを、ちと考えているわけです。
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