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感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

ちなつと話してみた。 後編 【100log@nagoya no.1】


 >>> 前編はコチラから ちなつと話してみた。 前編 【100log@nagoya no.1】

 そういえば、今日はちなつの誕生日。

 ハッピーバースデー☆です!

 というわけで、昨日に引き続き、後編をあげます~


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 ちなつと話してみた。 2010/5/17 後編
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◆ 引き篭もり(?)とニート(?)の対談w

 

リーダー塾とか言ってた割には、「ベースが引き篭もり」と断言するちなつ。加えて「ベースがニート」と断言する私がいるわけで、いつの間にやら引き篭もり・ニート対談にw

 

ち「そうなんですよ。あたしもニートのはずが、最近めっちゃバイトが入って。1~2年にできなかったことを今やってるみたいな。みんなすごいですね。よくそんな頑張れるなっていう」

 

ほんと、なんでなんやろうね。みんなそこまでやりたい事をやってるわけでもなかろうに。

 

き「俺も、ほんと何したいかわからへんもん」

 

ち「きむさんもですか」

 

き「うん。何やったらいいんやろね、俺。何したらいいと思う?」

 

ち「やっぱ、ネオニートとして輝くしかないんじゃないですかwニートの星になってほしいです。わたしもニート予備軍として。

 

なんか、きっと、日本型の働き方ってあんまり合わないのかなって。ニートには。思わないですか?なんか、そんなせかせか働けないし、家にいる時間大事にしたいし、みたいな。

 

  朝新聞読んで、夜は7時のテレビ見て、いや、9時のニュース見て

  みたいな」

 

き「そういう決まったタイムライン上動くのって難しいんやけどね。

『今日は寝たい!』みたいなのがあるやんw」

 

ち「www わかります!ありますね~

  え、やっぱそういうのって、社会人になっても変わらないもの

  なんですか?」

 

き「社会人かどうかってのが、まずわからへんもんなw この場合。

ただ、俺はあんまり理解できん。毎朝6時におきて、11時に寝るみたいな生活してるって。ま、普通なんやけどね、それが。

 

  で、その中に詰め込むものとして、仕事があり、洗濯があり、炊事があり、みたいなね。大変やんw」

 

好き勝手言っているわけだがw ま、これが正直な気持ちではある。

 


 

◆ ちなつの系譜

 

ち「実は、京都大学の総人に行きたかったんですよね。いろいろ学べる見たいやし、心理学も扱ってたそれにすごいひかれて。また、それがお母さんが『新設の学部とかってそんな怪しいやん普通に伝統があって、ちゃんと今まで取り組んできた学部に行ったら?』ってめっちゃ反対されて。

 

  そうですよね。うちも決断力がないっていうか、いつもそこで論理的につぶされるんですよね。なおかつそこに対抗するまで、ここがこれでこうこうこうでこうしたいっていうのがなかったんで。」


 




き「なんかさ、どうやってちなつは育ってきたの?その保守性の中で。」

 

ち「や、基本的にお母さんが、習い事はなんでもさしてくれたんですよ。小学校のときは、絵画教室、アトリエみたいなところに行ってて、絵描いてたんですけど。

 

  あたしはお化けの絵ばっかり描いてたんですけどw

 

  で、お母さんがすごい悩んで、一時期。

『なんであの子は、すごいいい環境が与えられてるのにお化けしか描かんのや』って落ち込んで、先生にもすごい相談してて私の前で、『この子いっつも気持ち悪いお化けばっかり描くんですけど、どうなんですか?』みたいな。

 

  『でもここはちなつちゃんの好きなものを描かせてあげるのがいいと思うので』っていう超やさしい先生で、で、あたしは

 

  『またできた~、お化け~!ってw』

 

  高学年になったら、結構有名な画家の模写をアクリル絵の具とかでやってて、デッサンとかやったのは中学校はいってからぐらいですね。でも、簡単なのしかやってなくて、中学校の2年か3年かぐらには辞めてたんで。

 

  そのときの、すっごいやさしい先生に『私画家になりたいな』みたいなことを小学校のころにボソッと言ったら、『いや、絵で食べて行くのはね。とても大変だから。。。』って、すっごいリアルな話をされて!小学生のときに。で、あたし、すごいお化けとか、ひゃー!、って描いてて、でも絵描きたい!見たいな感じでw

 

  はぁ~~なって、こんな軽々しく言ったらあかんかったんや、みたいな。で、いや、もういいっす。みたいなw

 

  スグあきらめましたね。もぉ~

 

  その他にも、少年少女発明クラブみたいなのもやってて。なんか、工作を基本的にするんですけど、うちの地元漆器でちょっと有名で、あと下駄市っていうが1年に1回あって、下駄を売る、そこに下駄作って出品したりとか、好きな下駄、鼻緒とかも自分で選んで、好きに塗ってみたいな、あとなんか、虫かご。あたしの場合はてんとう虫の形で、足をこうぴょんぴょんぴょんってつけた、木で作った虫かごを作って、

 

  いろんなことが自分の好きでできるっていう。

 

  あと、水泳習って、モダンダンスも途中でやってましたし、あと書道も。なんでもやらしてくれましたね。あと子供劇場っていう、劇鑑賞したり、みんなで、こう、ダンスをしたり、キャンプをしたり、今、NPOなってると思うんですけど。あと児童会とかやったり、めっちゃ活発でしたね。

 

  勉強以外は全部やってましたね。

 

  お母さんに、『こういうとこあるんやけどやる?』って聞かれてあたし断らないんで、『やる!』って言って。唯一書道だけは、あたし、字が汚いんで、きれいになりたいなって思った時期があって。小学校5・6年だけ。あと、ダンスも、お母さんも昔、本格的なクラッシックバレエをやってて、クラッシックじゃなくてもモダンが、和歌山市っていう隣の市まで行けばあるよ、みたいな。小学校のときに1人でバスに乗って、電車乗って、週1で通ったりしてましたね。

 

  あたし、基本的に自分から何かやりたいんじゃなくて、与えられたものを全部やるみたいな。どれも別に、基本的に始めると辞めないんで、どれも続けるみたいな。ずっとやってましたね。与えられたものを従順に受け入れるっていう。柴犬のような性質があったんですよ。

 

  で、中学校のときは、お母さんにめっちゃ反対されたんですけど、自我の芽生えですよね。バスケ部に入って、そんときはお母さんは、『もう上品な吹奏楽とか入って欲しかったのにぃ』って。でも、もうそんなやんちゃな小学生時代送ってたら、文化部に入るなんて結構ねくらな感じじゃないですか、と、思ってたんですよ。

 

  で、選んでしまったところが、もお一番厳しいバスケ部で、バスケで過ごしましたね。中学は。厳しかったおかげで、県でベスト4とかにはなって。仲間に恵まれてて。そのときはすっごい上手い子が友達にいたんで、その子のおかげで。

 

  その時期から自我が芽生えかけてたんですけど、私が『辞めたい辞めたい』言ってたんで、『ほら言ったやんか。私が言ったみたいにバスケ部にはいらんかったらよかったのに』って言われると、『やめれやん!!!』みたいなw

  お母さんがすっごい天邪鬼なんですけど、『今日お肉食べたい?お刺身にする?煮込みにしようか?』みたいなときに『あたしお肉、ハンバーグ食べたい』っていうと、『じゃ、秋刀魚にしようか』みたいに、全部却下して自分の意見通すんですよ。もぉそんな奴にはなってたまるか!と思ってて、で、お母さんの言うことには全部反抗する時期をすごしてたんですけどね。

 

  なんでこうなったんですかね。基本的に従順だったんですけど。

 

  目立つの好きだったんですよね。多分。てか、他人と同じことをするのが嫌で、習い事とか。オンリーワンを目指してたみたいな。あんまり、勉強ができてもお母さんが褒めてくれなくて、おばあちゃんとお父さんは褒めてくれるんですけど、お母さんに認めてもらいたかったのかな?

 

  お母さん今でも言うんですよね。『なんでこんな子に育ったんやろ?もっとおとなしく勉強してくれててよかったのに』ってw

  あたしも、なんでこんな学生団体とかやってんのかわからんわってw」

 

き「SCANも結局はやりたいではじまってないもんな。」

 

ち「『やってー』、って言われて、『あ、はーい』みたいな。そういうのが合ってるかもしれないですね。自分の中で」

 

き「すごいなぁ。逆に僕は、他人から頼まれたらできへんもん。」

 

ち「そういう意味であたし、きむさんのことすっごい尊敬してて、なんかきむさんってやりたいことと、やりたくないこととはっきりしてるじゃないですか。やりたいって思ったときの目の輝きが違うじゃないですか。ふーんそれやるんや、じゃなくて、これめっちゃいいやん!みたいな。ノリの違いがわかりやすいんで、ほんとにこれやりたくてやってくれてるんやっていうのがわかりやすくて、それ、すごいな。こんなことやりたい、とか、ここでこういうこと学びたいとか、はっきりしてて。」

 

き「社会に出ると苦労するけどね~w」

 



◆ まとめっぽい何か。

 

「ベースは引き篭もり」とか言いつつ、全く引き篭もりそうにない性格・経歴の持ち主。なんだか就職活動をしてたイメージもなく、これから先どうなっていくのかちょっとハラハラもするのだが、おそらくこれからの時代はちなつが生きていけない時代ではないんだろうなぁ、と思う。助けられる能力に長けている人は、人間としての魅力にあふれているもんだから。

 

 なんかよくわからんけど、先駆的な人になりそうな気配を持っていて、大物っぽい。

その生い立ちの中で図らずも養われてしまった(?)バイタリティが花開く日が楽しみである。

 

 話してくれてありがとう!留学から帰ってくるのを心待ちにしております~