伊賀から奈良は案外近いことが発覚した。最大2連休のゴールデン
ウィーク(笑)を利用して、伊賀のhoz-proまでツーリングして
みたのだが、さすがに日帰りでは悲しく、ついついもう少し足を
伸ばして奈良まで行ってしまったのだ。 奈良で宿が確保できな
かったら、そのまま日帰り名古屋になってしまって、なんだか
ショボーン(´・ω・`)な感じになってただろう。うーん、奈良の
友達には感謝々々であることよ。
大学4年間京都に住んでた割には、奈良ってのは縁遠い町だった。
近そうに見えて、遠い。電車賃も往復で1,000円以上かかるんで、
もう、神戸に行くのと同じ感覚で。正倉院宝物庫がひらいたり、
ヴェーセンが元興寺でライブしたりしたときに、ちょこちょこ行く
ぐらい。去年・今年は「 わたしの仕事を考える3日間 」で訪れ
てはいたけれど、図書館にこもりっきり。なんだかんだで「 町 」
を見たり、感じたりってことはしていなかった。
ならまち、に触れたのは今回が初めてだったと思う。
【 うまく撮れてないので、雰囲気だけ 】
ああ、奈良ってこんな町だったんだなぁ、ってのが正直な感覚だった。
お寺と、商店街と、美術館(博物館?資料館?)しか歩いてなかった
んだなぁ、ってことをしみじみと感じる。京都より古都の街並みが残
っているような雰囲気。しかも、人がそんなにいなくて、適度に暗く、
適度に人の気配がする。道も狭くて、人が歩く道になっている。
いい夜だ。
道にある細かい何かも、おもしろい。古いっていうか、センスが絶妙
というか。。。w 道に並ぶ家も装飾的な曲線があったり、細部にこ
だわりがある。明治だったり、大正だったり、維新前だったり、いろ
んな時代からの歴史が見えている場所なんだろうなぁ。
【 マブハイもすごかったが、個人的には ニューーー の方がびびったw 】
civilizationってゲームで、「 文化力による世界征服 」ってい
うクリア条件がある。確かに文化力ってのは、何かどこかにある気が
している。文化力が高いと、そこは魅力的に見える。そこに住む人は、
住んでいる場所に誇りを持つことができる。というか、なんかそこの
生活に浸ることができるw ( ナルシスト的な何かかなぁ? )
その土地の文化がどんなもんだろうか、ってのを見るときに僕が利用
するのは「 本屋さん 」だ。だいたい本屋さんの前面に並んでいる
本とか、売れ筋ランキングとかを見ると、「 ああ、こういう性格な
んだろうかなぁ 」ってのが大雑把につかむことができる。ローカル
雑誌なんかがあると、さらにわかりやすい。 ちなみに、奈良のLoft
だっけ?で印象的だったのは仏像とか美術系書籍の豊かさw
こういう書籍も含めて、「 文化へのアクセシビリティ 」ってのは
すんごい、すんごい、重視している。美術とか、文化ってのは、見て
ないとわからないし、馴染まないとその価値がわからないもんだと思
う。感受性とか、センスどうこうの問題じゃない。知ったかぶらずに
目で見て、「 ねみぃ 」とか「 これジブリに出てこない? 」と
か、そういうのを繰り返して見えてくるもんだと、思っている。
( あと、隣に解説してくれる人がいると、見る経験がめちゃくちゃ
豊かになる。美術館・博物館に行くときは誰か連れて行くのがオ
ススメ )
って、そんなふうに考えてくると、古都が残り、文化が続いている奈良
は、やっぱり魅力的だ。こんなに奈良のイメージがよくなったのは自分
史上、初のことだ。
わりとださいイメージだったんだけどw ごめんなさい m(_ _)m
伊賀には定期的に行くことになるだろうし、伊賀から奈良まではバイク
で1時間。うん、バイクで行くときはちょこちょこ顔を出してみよう。
それにしても、関西、いいなぁ。。。
終の住処は、仙台か、高松か、広島か、鎌倉か、京都か、とか言ってた
けど、今んとこ西日本がちょっと優位だな。そして、それにしても、候
補多いなw