meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

【hoz-pro】プロシューマーの集まる場所


 初めてホヅプロの活動に参加してきた。




 名古屋での説明会のときから思っていたが、ホヅプロのプログラムや
 雰囲気には学ぶべきところが多い。今回も1泊2日の行程を楽しみな
 がら「 ああ、なるほどな 」とか「 そこで、こうするのか 」と
 気付いたり、発見することが多かった。特に伊賀・島ヶ原現地での木
 工作業を含む活動。今年度初回で、ガイダンス的な意味が濃かったと
 はいえ、体感度がハンパじゃない。 つまりは、とっても楽しいw

 >> ホヅプロの活動についてはこちらをご参照のこと。

 今回、特に強く感じたキーワードは「 プロシューマー 」つまり、
 生産消費者。プロシューマーの集まる場所だなぁ、ってなことを、
 まだ『 第三の波 』が積んどく状態なのに、すごく感じました。

 もともと建築系・デザイン系のものづくり大好きな人たちが来て、
 既にボランティアスタッフ説明会で、できることや何がしたいかを
 挙げてモチベーションを高めた上での、現地活動なので、、、なの
 かどうかはわからないんだけど。 お客的なのに、既にその場所を
 つくっていきたい感が満載になってて、そこに提供される木工作
 に夢中にならないハズがない! ぐらいな感覚でした。

 今回つくったのは、丸太イス。原木の木の皮を剥ぐなんてみんな初
 体験でした。


【 Before 丸太を切っただけの状態です 】


【 After 木の皮をはいで、やすりをかけて、取っ手をつけた 】

 簡単な作業しかしてないはずなのに、慣れないもんだから、四苦八苦。
 そして、それなのに、みんな凝り出すw 選んだ丸太に愛着が湧くの
 か、作業自体が楽しいのか。もう両方ですね。たっぷりあると思って
 いた作業時間もあっという間に過ぎてしまい、「 もうちょっと滑ら
 かにしたかった~ 」とか「 あそこ最後までできんかった~ 」と
 いうやりきれない想いが残るわけです。上達したくなる。また来たく
 なる。つなぎ( 作業服 )が欲しくなるw

 強烈な吸引力ですw 木工作業おそるべし。

 そして、木工作業って言っても1人でやってるわけじゃなくて、助け
 合い、教えあい、チーム感もありました。というか、プログラム自体
 が、スタディツアー的というか、集団共同生活な感じを生み出すよう
 に工夫されてた。工夫なのか、やむを得ずなのかはわかんないけどw


【 泊まる場所は、大広間に雑魚寝。女子部屋との仕切りはカーテンw 】

 朝ごはんをつくったりとか、なんという林間学校w 学生も多いので、
 若い雰囲気が大学時代を思い出させます。( っていっても、半分ぐ
 らい社会人だった気もしますがw )この集団が週末だけ島ヶ原の平
 均年齢を引き下げまくっているに違いない。






 前からプロシューマーは増えてくるだろうなぁ、とは思っていた。そ
 うなったときに必要になってくるのは、消費者が生産できるようにお
 膳立てしていくことができる、コーディネータみたいな人だろう。そ
 の実例が、hoz-proにそのまんまあったんだと、思う。単にインスト
 ラクター的に教えるだけじゃなくて、プロデュースするチームをつく
 ってしまう。生産をコミュニティ形成としっかり結びつけているとこ
 ろに、さすがだなぁ、と感心してしまう。

 昔、西粟倉の牧さんが地域顧客を「 ビジター → リピーター → サポ
 ーター → メンバー 」の4段階で考えていると書いていた。
これがホ
 ヅプロだと、なんだかまだビジターでしかないのに、つくることでい
 きなりメンバー化する感覚がある。( もちろん西粟倉とホヅプロを
 単純に比較することはできないんだけど )どっちがいいということ
 でもないんだけど、今回はこの「 参加させる力 」にとにかく感服
 した伊賀行きでした。


 これから月1回は行ってみようと思う( 交通費大丈夫かなぁ。。。 )