meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

電子書籍、大活躍する。

 

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 ここにきて、満を持して、電子書籍が大活躍である。
 岐阜から名古屋までの通勤が始まってスグに、電子書籍の価値が異様に高まった。なんて便利なのか。ライフスタイルが変わると、モノの価値も大きく変わるものらしい。
 松江に住んでいたときには電子書籍なんて必要がなかった。通勤はバスである。地方都市のバスがそんなに混み合うわけがない。いつも座席に座って、悠々と、ではないにしろ、ふつーに本を開くことができた。ふぃーっと座って、少し読み、気がつけば降りるバス停に着く。15分程度の通勤時間はとっても豊かであったが、本を読むには短かめであった。1冊の本をちびちびと読むのが、わたしの通勤であった。
 それが、である。引っ越してきてからの通勤は、電車とバスを乗り継いで、片道1時間と10分程かかるものになった。しかも、混んでいる。バスはまだ座れるけども、電車はよっぽど運がよくない限り、座れない。朝もはよから、満員電車である。東京みたいにぎゅーぎゅー潰されはしないが、パーソナルスペースは狭い。カバンは足元に置いて、片手でつり革を握り、バランスを保つ。さて、残りはもう片方の手だけである。
 はじめは文庫本を持っていった。薄い文庫本ならいけるかな、と思った。ハードカバーは論外になった。程なくして、物置に眠っていた電子書籍sonyのreaderを引っ張り出した。めっちゃ使えて、びっくりした。片手で持って、不自由なくページをめくることができる。そして、何より、軽い。読書量が一気に増えた。電車に乗っている30分ぐらいと、バスに乗っている20分ぐらいがわりと快適な読書時間になった。

●◯。。。...

 こうなると、sonyのreaderで続けていいのかどうか、不安になってくる。これから通勤時間が短くなる見込みがあるわけでもないから、基本的にはどんどこ電子書籍が増えていく想定になる。しかし、reader storeの品揃えは、お世辞にもいいとは言えない。そんでもって、電子書籍のデータって、汎用性がない。大変不便なことに、kindleのデータは、reader端末じゃ読めないのである。
 reader自体はとても軽くて好きなのだけど、だからといって、readerにがつがつ本を放り込むわけにはいかない。しばらく検討した結果、まぁ、kindleに乗り換えじゃな、という結論に達した。sonyには申し訳ないけど、やっぱり品揃えは多い方がいい。いつでも再読できそうな安定的な環境ってのも、大切なのである。

 実は通勤に使うことも含めてipad proを買おうと心に決めていた。なのに、ipad proを買う前に、kindleを買おう、今度のプライムデーのセールで買おう、と決心してしまった。
 今更、電子書籍装備を充実させようとするなんて、ほんとに思ってなかった。これは、予想外。家ではイマイチぱっとしなかった電子書籍が、ここにきて、その真価を発揮しはじめたのである。

 

 

m(_ _)m

 

 

Kindle Paperwhite、電子書籍リーダー、Wi-Fi 、ブラック

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