meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

新年、そうそう。

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 あけましておめでとうございます。2019年となりました。大晦日は珍しく、紅白歌合戦をフルで見ておりました。いつもはなんだかんだでチャンネルを変えられたりもしていたのですが、今回はずーっと紅白でした。見てみると意外とおもしろく、この人だれやろ、歌上手いなぁ、下手な人もおるなぁ、広瀬すず司会頑張れやー、と言ってるうちに、いつの間にやらゆく年くる年の時間になっていました。
 年が暮れて、年が明ける。そこにあるのは、いつもと同じようで、少しずつ変わっていく年末年始の風景です。気を抜いてしまうと、日常と全く同じようになってしまう。これが年末だぞ、これが年始だぞ、と自分に言い聞かせるように、あんまり儀式をおざなりにしないように、定番をおさえていきます。この定番を崩していく勇気と覚悟が、そのうち求められるのだろうなと思っています。

●◯。。。...

 新年、中日新聞の一面は、自動運転の話題でした。名古屋を自動運転の聖地に。2020年代の半ばには、自動運転が実用化される、ってなことが書かれておりました。もっと早くなるか、遅くなるかはわかりません。けども、自動運転に移行していくことはもう確実でしょう。バスが無人で運行するようになるならば、運転手はどこにいくのか。トラックやタクシーの運転手はどうなるのだろうか。
 最新技術は次の世界をつくり出すものです。それは、今の世界を壊すものでもあります。スクラップアンドビルドが起こる。この局面には、スクラップされる者とビルドする者が存在してしまいます。前者はできる限り自分の立ち位置を守り、既に時代に合わなくなった儀式を続けようとする。後者はその儀式から、古くなった世界や価値観から逸脱し、あるいは前時代を否定して、次の時代をつくっていきます。
 できれば、勇気と覚悟をもって、次の局面をつくり出す側でありたいなと思います。未来が今よりよいものなのかどうかはわからないけれども、それでも、今が今のままで、ずっと続くことはあり得ないということを、忘れないでいたいもんです。

●◯。。。...

 年末年始。いろんな人に会って話すと、改めて自分の立ち位置の微妙さを思い知ります。好むと好まざるとに関わらず、背負わなければならないものが出てくる気配も感じます。もっと、強くならなきゃなぁ、と、柄にもないことを考えてしまいました。

 

m(_ _)m

 

 

フラジャイルな闘い 日本の行方 (連塾 方法日本)

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