meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

37歳になっていた。

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 気がつけば、37歳になっていました。いつものことながら、毎回「気がつけば」です。年月が速く過ぎ去っていくように感じるのは、やっぱり歳のせいでしょうか。それにしても、37歳ってのは、ちょっとびっくりします。
 むかーしむかし、嘘か真かしりませんが、リクルートは40歳で役職定年を迎えるのだ、みたいな話を聞いたような気がしていて、うん、そうなると、もはやそんな年齢なのだなぁ、なんて思ってしまいます。そういえば「45歳定年」なんてのもニュースになってました。実現するなら、あと8年で定年です。ひゃっほい。

●◯。。。...

 身体は年齢を重ねていくのだけれど、精神は育ってくれないようです。いや、精神が若くっていいね、って話ではなくて、年相応の熟練とか熟達みたいなものがない。老成していくべきものが、していかない感じです。そろそろ40代に向けての準備期間に入ってしかるべきと思われるのですが、いやはや、未だに考え方が幼いなぁ、と思うところも多くて、自分の未熟に呆れます。
 なんかここまで来ると、きっと50歳になっても、60歳になってもこのままなのではなかろうか、という予感もあります。多分、きっと、その通りで、そんでもって、他の人もそうなんじゃないかなぁ、なんて考えています。
 自分の親も、職場の上司も、見た目はおっちゃんやおばあちゃんになっていても、中身はそんなに老練なもんでもなくて、胆力が備わるわけでもなく、賢明になっているわけでもない。ただただ、歳を重ねた人間で、物語に出てくるような、いわゆる「長老」なんかではないってことに、いまさら気がついたみたいです。

●◯。。。...

 このままの精神を持って歳を重ねていくのだとしたら、じゃあ、わたしはどうなっていたいのか。それがこれからの問いのような気がします。あんまり意識していなかったけど、ちょっと、こちらから攻めて年齢を取りに行くぐらいの積極性があってもいいのかもなぁ、なんてぼんやり考えています。



m(_ _)m