meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

簿記2級に合格して地味に嬉しいので、その勉強法とかについて書く。

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【写真は「どんこ」。6月のわたしはこんな感じだったかも】

 こっそりこっそり、日商簿記2級に合格しました。ほっと安心、ひと安心。正直、びみょーな出来でしたので、どうかなぁ、まぁなんとかなってるだろうけど、もしかしたらまた落ちてるかもしれんなぁ、なんて思ってたのでした。
 そうそう。「また」なんです。受験2回目でごんした。実は1回目は去年の秋に、3級と同時に、一気にとってしまえと受けてみたのですが、これが届きませんでして。甘くみておったということです。今考えれば、もうちょいちゃんと勉強しとればいけたのにー、ってもんなのですけども、時間が足りず。しゃーなしですね。
 その後、どーするかなー、今の仕事関係で勉強してみてたけど、それも意味がなくなっちゃったし、どーするかなー、と、うじうじ。2月の機会を見逃しスルーしてしまい、今回の受験申込もわりとギリギリまで迷いました。なので、勉強期間は去年の秋に1ヶ月弱ぐらいと、この5月からの1ヶ月ぐらいです。たぶん。
 ちなみに、あとから調べたところ、2月を見逃しスルーしたのは幸運だったようです。炎上した回だったらしく、合格率も12%ぐらいだったとか。3社連結が出た、ちょっと2級としては異常な回だったみたいです。よかった、受けんくて。

●◯。。。...

 さてさてどんな勉強をしたかというと、とりあえずバサッとざっくりな勉強に使ったのはこちらの参考書たちです。これらは本屋さんでパラパラめくって、それなりによさそうなのをチョイスした感じでした。実際には、これだけではおもろーないなぁ、という印象です。 

みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 商業簿記 第8版 (みんなが欲しかったシリーズ)

みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 商業簿記 第8版 (みんなが欲しかったシリーズ)

 
みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 工業簿記 第5版 (みんなが欲しかったシリーズ)

みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 工業簿記 第5版 (みんなが欲しかったシリーズ)

 

  これだけだと理論が入ってこないんですな。こういう参考書って、一般向けにつくってあるからか、なんなのか、もう丸呑みしないといけないことが多かったりします。意味なんか考えずにそのまま飲み込めや―、ってやつ。暗記が苦手で、完全理屈系なわたしからすると、色んなところで、なんでこーなんねーん、となって、ストレスたまりまくるわけです。いらいら。
 なので、以下のKindle本を買い足しました。こっちは理論派にはオススメ。こちらの方がわかりやすいです。著者の愚痴っぽい内容も入ってくるけど、それはそれで楽しめます。連結財務諸表の位置づけとか、繰越税金資産・負債の意味とかはこの本がなかったらわからなかったかもしれません。ありがたやー。
 この人のは3級の本もおすすめできます。

ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ

ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ

 

 基本は参考書で概要を追いかけつつ、Kindle本で理解をしつつが前半戦。後半戦はやっぱりある程度問題とかなきゃなので、問題集をやりました。効果があったのは、パブロフ簿記のアプリですね。現代っ子バンザイ。
 パブロフ簿記は勢い余って工業簿記のアプリまで購入してしまいましたが、それは不必要でした。商業簿記に比べて、工業簿記の完成度はムチャクチャ低い。商業簿記対策だけどうぞ。リズムよく繰り返しができたので、理論が馴染みました。

 あとは試験問題にチャレンジっす。

スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集 2019年度 (スッキリわかるシリーズ)

スッキリとける 日商簿記2級 過去+予想問題集 2019年度 (スッキリわかるシリーズ)

  • 作者: TAC出版開発グループ,滝澤ななみ
  • 出版社/メーカー: TAC出版
  • 発売日: 2019/04/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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  これはまぁ、あんまりいいもんじゃなかった。解説が浅過ぎです。どこでハシゴが外れたのか、わからんです。理論が全部頭に入っていればいいかもですけども。
 これ、過去問についてはネットで過去問解説動画を見た方がタメになります。試験直前に気付いた手ですが、結構有効。基本的に簿記の試験が終わったあとに予備校の先生方が「今回の試験はここがポイントやでなー」というのをアップしてくれてます。解き方のコツが入ってたりもして、オトク。浅い解説にうがーっとなってる方はぜひ試してみてください。検索すりゃあ、情報は出てくるわい。

●◯。。。...

 ってなわけで、満員電車にギュッと絞られながらKindle本を読んだり、アプリで問題解いたりをメインリズムにして、あとは夜とか休日とかでそれなりに仕上げました。さすがに「もう1回!」となったら心折れてでしょう。日商簿記1級は、すんごいコスパ悪そうなんで、簿記はひとまずここまでです。連結の仕組みが知れただけでも収穫じゃい。

 にしても、5月から6月にかけて、転職の面接も受けてたり、島根にも行ってたし、他にも引き受けてたこととか、現在進行形で動いてるのもあって、よーやったかもなぁ。
 東北食べる通信で届いた「どんこ」は深海魚で、水圧の関係で引き上げるときに胃袋が口から出るらしい。ちょっと見た目はきもいけど、よく見るとシュール。わたしの6月もこんな感じやったのかもしれぬ。そこまで激しくはないか。

 

m(_ _)m