政府から国民に、1人につき10万円が支給されるらしい。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済の落ち込みによる、生活困窮を支援するだとかなんだとか。政策としてどうだとか、公明党に押し切られただとか、市町村の窓口が大変だとか、まぁ、いろいろな記事はあるものの、どうやらほんとに10万円がお上から降ってくることになったようである。
なにはともあれ、いち個人としてはとてもありがたい。10万円って結構な金額である。4人家族なら40万円。さらりと月給を超える金額だろう。インパクトは結構強い。
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ところで、この10万円、何に使おうか。それなりのモノが買えてしまう10万円。ちょっといい鞄を買ってもいいし、いいお肉でも仕入れて自宅で焼肉してもいい。ベッドも買えるし、ソファーも買える。もちろん、貯金してもいい。投資に使ってもいい。使い道は自由だ。自由だから妄想できる。脳内でヨダレをたらせるのは、わりと楽しい。
今は、こういうヨダレがとっても大切な時期なのではないかと思う。家から出られないってのは、フィジカルにもメンタルにも、それなりにきっつい。閉塞感で息が詰まる。どんよりする。ちょっとはその暗い雲を割って、光を射さなければやっていけなくなってしまう。10万円は、十分その効果を発揮できるお金だと、わたしは思う。（富豪にとっては端金なのかもしれないけれど）
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経済って、メンタルだ。リアリティのようでいて、しかし、そんなに現実にべったり貼り付いているものでもない。諭吉さん1枚の価値を担保するものなんてないし、今日100円節約することが遠い未来の老後生活にどれほどの影響を及ぼすのか、きっちり計算できている人なんていない。財布の紐は、そのときのノリで締まるし、緩む。なんとなくの感覚でしかない。
そのなんとなくを、なんとなく上向きにさせることができればいい。そういう気分効果こそが、この10万円の最大の功績になるんじゃないだろうか。あれやろっかなー、これ買おっかなー、で、みんなが頭の中でたらしたヨダレの総量が、この政策のアウトカムなのだ。測れないけど。
いち庶民が、政府の無駄遣いだのバラマキだのとカツカツしても仕方がない。せっかく出るもので、決まったものなのだ。ありがたくいただいて、それぞれで有効活用をしたらええんやないかと、思う。
さぁ、なにに使おうか。ipadも欲しいし、布団もいいなぁ。
m(_ _)m
