meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

気がついたら、何も書いていない9月。。。

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 何も書いてなかった。さすがにあせる。なんとなーく、月に4つは書いておこうかー、なんて思っていて、実際にとにかくとりあえずでも4つは書いてきていたのだった。そのペースがここで途絶えてしまうのは、ちょっと惜しい。なんか書かなくてはならぬ。まぁ、こういうプレッシャーも、継続するためにはいいもんだろう。と、言い聞かせる。
 書きたいことがないわけではない。特に、ここ最近は、少しずつ周りに動きが出てきている。なんだか知らないが、ちょっとしたことから高校時代の友達と読書会みたいなものがはじまった。Zoomでつないで、なんやらかんやら本について話している。
 1年半以上ぶりの友達と、それも社会人になってからのソーシャルなあれやこれやをあんまり共有していない相手と、いきなりオンラインでつないで話しているので、とても不思議な気分にもなるんだけど、これが意外とおもしろくて、妙な味がある。それを読むか、そう読むか、ってことや、そうそうそうだよなって共感が、ちょっと読書を楽しくする。1人で読んでるよりもだいぶといい。アウトプットっていうか、誰かに伝えることってやっぱり大事だよな、と改めて思う。考えがまとまらなくって、しゃべりがぎこちなくなってしまう自分の拙さも目立つ。
 そうこうしてたら、なんやら居酒屋さんからMessangerでビデオチャットがかかってきた。居酒屋で飲んでいる友達からである。そういえば、名古屋には行けんからオンラインでつなぎましょう、とか、そんなことを言ってた。そのことをすっかり忘れて、普通に夕ご飯を食べて、ひと息ついていたときだった。向こうはスマホでつないでたっぽいから、そんなにスムーズな会話はできなかったけど、なんというか、居酒屋の賑わいとか、陽気にやってる様子は伝わってきた。そんな映像が日常の中にカットインしてくるってのが、ぼくには新鮮だった。
 今更だけど、ネットってやっぱりすごいのだ。これだけ切り離されて、隔離されて、その中でなんとかしようと考えてみたら、インターネットがちゃんとあった。みんなこのツールを使い始めて、使ってみたから、その可能性が深まった。今までだったら、ほとんどつながなった線をつなぎはじめている。遠くにいても、久しぶりであっても「やぁやぁご無沙汰」って声をかけられる。ぼくらは、なかなかスゴイ時代を生きている。
 きっと、こういう動きが加速しているのだから、、ネット越しの「はじめまして」も増えているんだろう。技術的な革新があったわけではなく、既存のツールを、みんなが使い出したという、それだけで世界が変わっていく。しかも、みんなが使い出したきっかけは「制限」だった。
 ほんとに、何が契機になるかなんて、わからんもんである。

 

m(_ _)m