meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

フクザツなことをフクザツなままにして、理解しようとしないのはよろしくないのではないか。

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 世の中かなりフクザツなことで溢れているのだけれど、最近、怠け過ぎているからか、それらのフクザツをフクザツだなぁ、と眺めているだけで、踏み込めていない自分がいるような気がしている。そろそろ頭が追いつかなくなってきたか。いや、そろそろとか言ってるけど、結構前からそんなモードになっている気もする。反省。
 特に、ぼくが日々接しているITな分野はフクザツである。ひとつひとつの技術は難しくはないのかもしれないけど、こんがらがっている。サーバールームの配線を思い浮かべてみればわかるが、あんな具合にデータベースも絡まりあっている感じで、ひとつのテーブルをいじくるぐらいはできるけども、複数のテーブルを結合しまくってたりすると、どこをどう引っぱってきてるのかが見えなくなってくる。ER図はあってなきが如くで、あんまり参考にならなかったりする。
 ネットワークに至っては、もともと知識がないのも加わって、まじでちんぷんかんぷんである。職場で交わされる会話に単語レベルでついていけてないので、VLANとかルーティングとか言われてもほとんどイメージができない。わかんない単語はそれなりにググってはみるけども、なんとなく用語解説眺めただけで終わってしまっている。その世界に入っていけていない。
 目の前にちゃんと未知な世界があるくせに、ノックもせずに自分の領域に籠もってしまっているのは、わりと不甲斐ないことだと思う。お肉があるなら、きちんと噛んで飲み込んでみよと、自分に言いたくなっている。

●◯。。。...

 結構マッスルなことを書いているけども、やっぱり新しい知識を得るに貪欲でないのは、自分としてはちょっとおもしろくない。わからないから楽しいのであって、それらがわかってしまったらそこまでなのだ。フクザツなことをフクザツなままにして、フクザツだなぁとただ眺めているのは、知的怠惰だろう。そんなふうに感じているってことは、もうちょっと新しい世界を飲み込むための準備が整ってきたのだということだと思う。そろそろ、また、自分の領域を広げにいく時期が来ているのだろう。

●◯。。。...

 そんなことで、まずはネットワークに齧りついてみることにした。本を一冊手に入れたので、それを消化するところからはじめるけど、さて、読めるかどうか。とりあえず積ん読にならないように気をつけねばならぬ。
 だいたいの場合、ある分野の世界に通じるためには手を動かさないといけない。何らかの実践があってはじめてその世界の前後左右が身についてくる。だから、ネットワークのことについても何かやろうと思うのだけれど、うーん、そこがまだ見えてこない。ぶっちゃけ何かの頼まれごとがあった方が、はやく身につくかもしれないなぁ、なんて思っている。もしくは、イタズラだろう。今年のゴールデンウィークにやった暇つぶしシミュレーションみたいなのをしてみるのが一番はやいのだ。
 何をしてみようか。怪しいことをしてみようか、と考えてみると、それなりにワクワクもする。年末ぐらいまでを、ネットワークに集中的に取り組む時期としてみるのもいいのかもしれない。

 

m(_ _)m