meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

とても何とも言えない雑記

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 なんか文章を書いてみようと思った。なんでかはわからなくて、でも、ちょっと時間もあることだし、何か書いてみたらスッキリするのかなぁ、なんて思いついて、今、パソコンに向かっている。
 そんなノリで書きはじめたのだから、書きたいことなんて何にも決まっていない。意外と、こういう道筋が全くないのは初めてかもしれない。いや、ここ最近なかっただけか。

●◯。。。...

 暑くなってきた。季節は夏に向かっているようだ。昨日も、今日も、30℃を超えたハズで、ってことは真夏日だったハズだ。6月ってこんなに暑かったっけ?、なんて、いつもの疑問が湧いてくるんだけど、たぶん、それぐらいには暑かったのだろう。Facebookの過去の思い出には、34℃だー、みたいな投稿が載っていた。今年はそこまでの暑さにはなっていない。
 まだ空気が乾いていて、風が気持ちいい。だいぶと前に梅雨に入ったのだけれど、梅雨っぽい空はそこまで長く続かなかった。特に今週は梅雨の中休みってことらしく、よく晴れている。この時期の晴れは気持ちいい。日差しは強いけど、じとっとしない。こういう時期に、旅行に行きたいもんだなぁ、と思う。
 松江に住んでいるときも、この時期は気持ちがよかった。日本海側で湿度が高いとはいえ、そこまで年がら年中じとじとしているわけではない。梅雨に入る前や梅雨の晴れ間は気温と空気感が絶妙のバランスで、夕暮れの川沿いなんかはとってもいい旅情を漂わせていた。あんまり乾き過ぎていない、ちょうどよい湿度感が、日本の原風景には必要なんだろう。

●◯。。。...

 では、岐阜はどうかというと、こちらはちょっと乾燥が強い。さすが海なし県、というか、まぁ、この地域は平野だし、ふきっさらしの風が抜けていくし、太平洋側だし、きっとそれやこれやのあれこれが作用して、こういう気候になっているのだろう。大きな川はあるのに、しけっとしないのは、それはそれで不思議な気もする。
 この地域といえば木曽三川で、この川の治水には相当の労力が注ぎ込まれてきたことだろう。住みはじめてはや3年経つ。松江暮らしと同じだけの時間をここで過ごしてきた。それなのに、未だにキーポイントを見つけられずにいる。松江であれば、暴れ川の斐伊川があった。宍道湖日本海とつなぐ佐陀川の話、中海に浮かぶ大根島の名前の由来、出雲の浜山がどうやってつくられたか、などなど、何だかんだの地歴的な知識が入り込んできた。
 文化の真ん中たる街中に住んでいないからだろうか、その辺りの、この地域の出自があまりわからないままでいる。この1年が動きづらかった影響もあるだろう。それでも、この点が少し気がかりなのだ。
 宙に浮いている。そんな感覚に似ているのかもしれない。

●◯。。。...

 根付くとか、根っこのある暮らしとか、そんな言葉は好きじゃない。人に説明するときにはわかりやすいけど、なんか気持ちよくない。ただ単に、シンプルに、ここにいる。そういう感じになれるように、ちょっと図書館にでも行って、地誌を探ってみようと思った。

 

m(_ _)m