イマイチなことを書くので、ファンの方には申し訳ない。
コロナのお盆で、大雨のお盆にもなってしまったので、帰省もできず、やることもない。とりあえず『サマーウォーズ』見たさでAmazonプライムの30日間無料期間を開始してしまった。翌日には目的であった『サマーウォーズ』をしっかり楽しんで、残りの期間を何に使おうかってんで、新しいものに手をつけた。今まで見たことのないもので、それでいて、それなりに楽しめそうなもの。そういえば『鬼滅の刃』は全く見てなかった。アマプラで見られるなら見ておこう。一般教養的にも見ておこう。
そんな感じで、要はそんな特別な考えもなく、巣ごもりの暇つぶしで見はじめた。アニメの第一期だけである。一期だけで語るな、と言われれば、それまでである。物語も中途で終わっている。よくわかってない。
そんでも、なんであんなに流行ったんだろうなぁ、と思ってしまったので、まぁ、仕方がない。なんでなんだろう。
●◯。。。...
見てみて、まず驚いたのは、えらいたくさん血が出ることだったりする。表現が結構グロテスク。これをちっちゃい子どもたちが見ていたのかと思うと、ちょっと不安になる。わりと小さい子に人気が出ていたのではなかったっけ。R16ぐらいの表記が出ていたから、小学校低学年とかの子が見てたわけではないんだろうと思いたい。
ただ、よく考えたら、ぼくらの頃も『北斗の拳』がヒデブ！とかやってたから、実際のところそんなもんなのかもしれない。ぐしゃり、どちゃり、とか、もうこの歳になるとそんな痛そうなのを好き好んで見ようとは思わなくなるんだけど、うーん、歳のせいなのかもしれなくってなんとも言えない。
『進撃の巨人』も食べられるシーンとか凄いグロくて嫌いだった。最近の流行りものには、ああいうテイストが必要なのか。そしたら、ぼくが流行りに疎くなるのも当然なのかもしれんなぁ、と思う。
●◯。。。...
あと、なんというか、キャラクターがシンプル過ぎて、物語から浮いてしまう感じを受けてしまった。性格がハッキリし過ぎている、というか、誇張が効き過ぎている、というか。なんだろう、ああいうのが受けるのか、そうなのか。
子供向けだから、戯画的に、わかりやすく偏った方がいいのだろう。なんとなく、そういう事情は察する。しかし、あそこまでハッキリくっきりでキャラが描かれていると、次のセリフが予想できてしまう。構成のワンパターンさもあって、展開も読める。不意を突かれる作品がいい作品ってわけでもないんだろうけども、なんというか、おお、そういう展開あるんか、とか、そんな発想ができるのか、とか、ちょっとあると嬉しいなぁ。個人的希望なのはわかってるんだが。
●◯。。。...
なんで流行ったのかなぁ、という疑問と同時に、これが流行ってしまうのもどうなんじゃろ、ってな心配もでてきてしまう。好きな人は好きでいいし、もっと奥の深い物語があるのだろうとも思うけども、それでも少し怖い。
家族の絆の物語だけど、徹底的に忠孝な感じと、ひたすら力で勝っていく雰囲気が鼻につく。成長ってのは、そんなに脳筋なもんでもなかろうに。いや、ぼくは筋力を軽視し過ぎているのかもしれん。友情・努力・勝利、かぁ。うーん、そんでもぼくは、『ワンピース』の信念と仁義的な思想の方が、まだ好きだなぁ、なんて思ってしまう。
流行りについていくのは難しいなぁ。。。
m(_ _)m
