新型コロナウイルス（いつまで新型なんだろう？）の新規感染者数が減ってきている。まだ全国では１日に2,000人ぐらいいるから、正直そんなに少ないわけじゃないんだけど、そんでも一時期に比べたらだいぶと落ち着いてきた感じだろう。なんとなく気が抜けてきた感も、なくはない。よくないことだけど、ひと息ぐらいつかせて欲しい。
これから先がどうなるかなんて、誰もわからないが、まぁ、次の波が来ても今回ほどのビッグウェーブにはならないんじゃないかなぁ、なんて楽観視はしている。ていくいっといーじーな方が生きやすい。きっと大丈夫だ。根拠はないけど。
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そう、根拠がないのだ。なんで感染が拡大したのか、なんでこんなに急速に新規感染者が減るのか、よくわからなくなってきている。たしか、第３波あたりのときは、緊急事態宣言がよく効いた感があった。ああ、やっぱり宣言出して、人の活動を抑えるのは大切なんだなぁ、と思えた。それが５波になると、緊急事態宣言を出してても広まるし、むしろガンガン伸びるし、あんまり人の流れも抑えられてないんでないのー、と思っていたらぎゅんぎゅん新規感染が減っていった。
もちろん、個人々々が少しずつ我慢して、手指消毒やマスクを頑張り、なぜだか県境で区切られる移動をそれなりに控えた結果の感染減少であることは確かなんだろう。努力の結果。それはいい。
ただ、それだけじゃ説明がつかないんじゃないのー、って気持ちがぼくの中に出てきてしまっている。どれぐらいの分の説明がついて、残りがどれぐらいなのかはわからない。なんとなく、である。しかし、こういうなんとなくが世論をつくっちゃうので、こういう感覚を軽視してはならない。
説明つかないなー、って雰囲気は、たぶん、なんとなくそこかしこに漂っている。
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人間不思議なもので、因果がはっきりしていなくても、納得のできる理由が見つかると、ああそうか、と一言呟いて落ち着く。逆に言えば、納得ができるまでは、どこかで不満に似たもやもやを抱える。猛暑の日に涼しくなるわけでもないのに気温を確かめてしまうように、役に立たなくても理由を求めてしまう。
もしかしたら、こういうもやもやを狙って、近頃流行りの「陰謀論」とやらが入りこんでくるのかもしれないなぁ、とか思ったりもする。
考えてみれば、インフルエンザの流行だって急上昇と急降下である。ねずみ算式に増えるから急上昇は納得がいくけど、急降下は解せない。きっとこういうアップダウンはコロナに特有のものではなくて、感染症全般に言えるものなのだろう。何かしらのメカニズムがあると考えた方が自然である。
それが何なのかがわからないから、やさしく解説してくれるメディアとかがあるといいなぁ、とは思う。知っても役に立たないだろうが、妙な安心感は得られる気がする。
m(_ _)m
