3日目。帰路である。特に行く先もなく、とりあえず敦賀まで帰ることにした。なんとなく目的地に設定したのは気比神宮であった。
旅行中は天気に恵まれていた。ほんとに。晴れているだけで、気持ちがいい。ありがたいことである。気比神宮の長命水を飲んで、健康を祈る。いや、最近本気で健康状態がよくない。運動しているつもり、それなりに食べているつもりなのだが、なんとも不安定なのだ。こういうところで祈ることも、年齢とともに変わってくる。
敦賀の商店街では、何かのバザーがやってるらしかったので、少し歩いた。戦艦ヤマトのオブジェが並んでいた。境港の成功にあやかり、ってことだろうか。こういうオブジェをよく見かけるようになったと思う。
メーテルもいた。
歩いたあとは、昆布館で昆布を食し、昆布を学ぶ。ここでぼくはわかめ派から昆布派に鞍替えすることになった。そのまま帰宅してもよかったのだけれど、なんだか名残惜しくなって、日本海を見に行った。気比松原。きっと防砂林か防風林だったのだろう。
日本海は相変わらずキレイだと思う。今度来たら、三方五湖の方に行ってみたい。
もうちょい粘ってもいいか、となって滋賀に下りつつ、メタセコイアの並木道を目指す。まったく予定してなかったので、日暮れまでに間に合うかなぁ、ってところだったが、結果的にはちょうどいい寄り道になった。こういう名所もあるのだなぁ。
駐車場が小さいのと、お金を落とすところが少ないのが課題といえば課題だろうか。とはいえ人が溢れかえるのも地域住民の本意とするところではないのかもしれない。田園風景が気持ちいい。田園風景があるから、並木道も映える。
旅行ってのは、長いものでも短い。ここで3日目の日暮れを迎える。楽しかったなぁ、と思う。
なんだかんだでしっかり遊んだ。たまにはこういうのもいいなぁ、と思う。今回も、うまいことコロナの間を縫って旅行に行けたのはよかった。ほんとによかった。
m(_ _)m