meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

Chat-GPTのアカウントをつくったので、遊んでみた。

 おそろしいものが出てきたもんで。自然言語処理の生成系なんて、手を出したら泥沼もいいとこだろうと思っていたのです。まさか、こんなもんが、こんなに早く登場するとは。ほんとに驚きでした。以下、いくつか遊んでみたので、載せてみます。

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 さらっと触ってみたところ、Googleみたいに検索ワード入れるだけじゃおもしろくないようでした。なので、切り口を変えて聞いてみます。まずは【ないもの】を聞いてみました。

  • 地球にいない生物をいくつか挙げて

地球外生命体はまだ確認されていないため、地球上にいない生物を挙げます。

シリコン生物:地球上の生命体は、DNAを基礎とした有機化合物で構成されていますが、シリコン生物は、シリコンを基礎とした無機化合物で構成されているとされています。このような生命体は、地球上では確認されていませんが、地球外に存在する可能性があるとされています。

エナジービーイングエナジービーイングは、物理的な形態を持たず、エネルギーの形で存在するとされる生命体です。地球上では確認されていませんが、宇宙空間に存在する可能性があるとされています。

プラズマ生命体:プラズマ生命体は、高温のプラズマ中に存在するとされる生命体です。地球上では自然に発生することはありませんが、実験室で作られたプラズマ中に生命現象が観察されることがあり、プラズマ生命体が存在する可能性があるとされています。

クリスタル生命体:クリスタル生命体は、天然の結晶中に存在するとされる生命体です。地球上では確認されていませんが、隕石中にクリスタル生命体の痕跡があるとされており、地球外に存在する可能性があるとされています。

液体生命体:液体生命体は、液体の中に存在するとされる生命体です。地球上では確認されていませんが、氷の下に存在する液体水がある月や、地球外惑星の大気中に液体が存在する可能性があるため、液体生命体が存在する可能性があるとされています。

 ほんまなのかどうかわかりませんが、なんかそれらしき答えを返してくれます。ファンタジーとかゲームの設定に使えそう。

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 お次は【らしさ】。この切り口は定番かも。

  • 岐阜県民にありがちな行動ベスト5を教えて

岐阜県民にありがちな行動のベスト5は以下の通りです。

ひつまぶしを食べること:岐阜のご当地グルメであるひつまぶしは、岐阜県民にとって誇りの一品です。観光客も多く訪れる名物料理で、岐阜県民は自分たちのグルメに非常に誇りを持っています。

道の駅での買い物:岐阜県は道の駅が多く、地元の特産品やお土産を買い求めるため、県民はよく道の駅を訪れます。

温泉巡り:岐阜県は温泉地が多く、県民は週末や休暇の際に温泉巡りをすることがあります。また、有名な温泉地である下呂温泉には、県民が無料で入浴できる施設もあるため、岐阜県民にとっては身近なリラックススポットです。

犬山市の観光:岐阜県にある犬山市は、歴史ある城や繁華街、さらには動物園があり、県民のお気に入りの観光スポットのひとつです。

山菜採りやキノコ狩り:岐阜県は自然豊かな場所が多く、春から秋にかけて山菜採りやキノコ狩りを楽しむことができます。岐阜県民は自然との共存を大切にし、自然の中でのアウトドア体験を楽しむことが好きです。

 なるほど、なかなかいい線いってます、、、かな。知識系はやっぱり弱い感じでした。犬山は愛知県やし。

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 さて、【文体】も気になります。どれぐらい真似ができるか。

ほーら、任天堂っていうのは、たくさんのゲームを作っている会社だよ。マリオやゼルダの伝説ポケットモンスターなど、誰でも一度は聞いたことがあるんじゃないかな?それから、スイッチっていうゲーム機があって、いろんな場所でゲームを楽しめるんだよ。任天堂のゲームは、子どもから大人まで楽しめるから、家族みんなで遊べるのもいいね。そんな任天堂が生まれたのは、昭和30年代だったかな。今でもたくさんの人に愛されてるよ。

 さくらももこの文体にはほど遠いんですけども、努力はしてる。努力してる時点で十分凄いです。こんな注文理解できるんやなぁ。いや、理解できているように見える出力をしてるだけなんやろうけども。

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 では、ハードルをあげてみます。次に聞いたのは【らしさ+ないもの】です。どうかな。

  • 伊勢にありそうでないものを教えて

伊勢市は、伊勢神宮をはじめとする多くの神社があり、日本の伝統文化や歴史的な建造物が数多く存在する観光都市です。そのため、伊勢市には伝統的な日本文化に関連するものが多く存在しますが、一方で現代的なものも存在します。

それでは、伊勢市にありそうでないものをいくつか挙げてみます。

雑踏の中での高層ビル - 伊勢市は比較的低層の建物が多く、古い町並みが残っているため、高層ビルはあまり見られません。

大型ショッピングモール - 伊勢市内にはショッピング街や商店街がありますが、大型ショッピングモールはあまりありません。

ビーチリゾート - 伊勢市は内陸部に位置しており、海に面していません。そのため、ビーチリゾートはありません。

宇宙開発関連の施設 - 伊勢市には宇宙開発関連の施設はありません。

野球場 - 伊勢市にはプロ野球チームが存在しないため、野球場もありません。

 うーん、これだと【ないもの】です。ありそうでない、は難しいか。あと、重ねてになるけど知識系は弱い。伊勢は内陸じゃないです。この辺はそのうち改善されてきそうですが。

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 こういうの考え始めると、止まりません。次は【条件付け】をしてみました。

  • 西郷隆盛がおっさんだったから出来た美談を教えて

西郷隆盛がおっさんだったから出来た美談として、以下のようなエピソードがあります。

江戸時代末期、西南戦争で活躍した西郷隆盛は、当時既に50歳を超えていました。それでも、多くの若い志士たちを指導し、指揮を執って戦いました。このように、年齢に負けずに精力的に活躍する姿勢は、多くの人々に感銘を与えました。

西郷隆盛が亡くなった際には、日本中で多くの人々が彼を悼みました。中には、西郷が亡くなった当日に出発する予定だった船を、一週間も遅らせてまで彼の葬儀に参列するために遅れた人々もいました。西郷の人柄や功績に対する敬意が、年齢を超えた多くの人々によって表された美談と言えます。

西郷隆盛は、若い頃から多くの人々に慕われていました。そのため、年を取っても彼を慕う人々が多かったのです。そんな中、ある老婆が西郷の前に現れ、「西郷様、お宅に寄付できるほどのお金はありませんが、どうか私の命をいただいてください」と言いました。この老婆は、自分が亡くなって西郷のために身を投げるつもりだったというのです。西郷は、その老婆の優しさに感動し、彼女を叱咤激励し、自殺を思いとどまらせました。このようなエピソードは、西郷の人間性と人望を象徴する美談と言えます。

 ほんまかいな。
 それにしても、こんな知識(間違っていようとも)、どっから取ってきてるんでしょう。いや、生成してるのか。

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 条件をむちゃくちゃにしてみました。【妙な条件付】です。

  • 吉田茂の有名なエピソードを、「生卵」という言葉を使って教えて

吉田茂の有名なエピソードには、「生卵外交」という言葉が使われることがあります。1951年に行われた日本とアメリカのサンフランシスコ講和条約交渉において、吉田茂は交渉相手であるアメリカの国務長官に対して、「日本が再軍備することはありえない。もし再軍備することがあれば、私はこの場で生卵を食べて喉をつぶします」と宣言したとされています。この発言によって、吉田茂は強い信念を持っていることや、日本が再び軍国主義に陥ることを拒否していることを示すことができました。このエピソードは、吉田茂の強い意志や誠実さを象徴するものとして広く知られています。

 おもしろくなってきた(笑)。当然ですが、こんなエピソードないです。

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 歴史にIFはありませんが、Chat-GPTに投げかけてみるとどうなるでしょう。【仮定】で聞いてみます。

斬鉄剣」とは、日本の古典「平家物語」に登場する伝説的な名刀で、その切れ味は非常に強力とされています。もし静御前の刀が斬鉄剣だった場合、以下のようなことが起こったかもしれません。

まず、斬鉄剣の切れ味が強力であるため、静御前は通常よりも強力な攻撃力を持っていたことになります。そのため、静御前はより多くの敵を倒すことができたかもしれません。

しかし、一方で斬鉄剣は神話的な存在であり、実際に存在するかどうかも定かではありません。もし静御前斬鉄剣を手に入れることができたとしても、それが本当に斬鉄剣であるかどうかは疑問が残ります。

 静御前は置いてけぼりでした。もうちょい両方見てほしかったなぁ。

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 【矛盾】を入れてみたらどうでしょうか。

  • 二人の幽霊が共に生きていく物語を書いて

彼らはかつては人間だったが、ある日突然亡くなり、幽霊としてこの世に留まっていた。

彼らの名前は、太郎と花子といった。太郎は頑固で冷静な性格で、花子は優しくて繊細な性格だった。

彼らは墓場で出会い、意気投合し、共に生きていくことを決意した。しかし、二人は幽霊として生きることができず、人間の姿に戻ることを願った。

ある日、彼らは老人に出会い、自分たちが人間に戻りたいことを話した。老人は、彼らに「生きていくことができる限り、生きていればいつか人間に戻れる可能性がある」と励まし、二人はそれを信じることにした。

彼らは共に街をさまよい、いろいろな人と出会い、人生の意味を見つけようとした。太郎は時々冷静すぎることがあり、花子はときめきを求めていたが、二人は互いに補完しあっていた。

ある日、彼らは若い夫婦と出会い、二人はお互いを惹かれ合い、愛し合うようになった。夫婦は、幽霊の二人を自分たちの家に招き、共に生きていくことを提案した。

二人はその申し出を受け入れ、人間として生きることができる幸せを噛みしめた。彼らは人間に戻ったが、自分たちが幽霊だった過去を決して忘れず、互いに支え合い、幸せな生活を送った。

彼らは、自分たちが幽霊であることを隠し続けたが、心の底では、互いに信頼し合い、人間として生きることができたことを喜んでいた。

 入れ込んだ矛盾をちゃんと理解して、なんとかリクエストに沿った形にしようとしているようです。こりゃあ、凄い。

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 なんかChat-GPTをいじめてる気分になってきました。ある種の【理不尽】な要求をしてみましょう。

  • むかしむかしあるところに、都会暮らしの長いおじいさんと、根っから江戸っ子のおばあさんが暮らしていました。ある日、おじいさんが、どんぶらこどんぶらこ、と山道を流れていると、おばあさんが天空の城ラピュタから飛び降りて、振り向きざまに「おじいさん、あれが種子島ですぞー」と言いました。この続きを書いてください。

おじいさんは驚きましたが、何とかおばあさんを助けようとして、彼女の手を掴んで山を下り始めました。しかし、彼女は思ったよりも重く、おじいさんは彼女を抱えながら下りることができませんでした。

そこで、おじいさんは魔法の木の実を口に含んで、力を得ました。そして、二人は種子島まで降りることができました。

おばあさんはおじいさんに感謝しながら、「今度は私が助ける番ですよ」と言いました。おじいさんは恥ずかしそうに笑いました。

二人は種子島に着いた後、美しい海岸線や風光明媚な山々を見て回りました。おばあさんは地元の人たちと話をして、新鮮な魚介類や地元の特産品を買って、おじいさんと一緒に食べました。

そして、二人は心から笑い、幸せな時間を過ごしました。おばあさんは、この旅行が彼女の最後の旅行になることを知っていたので、この旅行を楽しんで、心の底から感謝しました。

おじいさんは、この旅行を通じて、おばあさんの家族や歴史について多くのことを学び、おばあさんに感謝しました。二人は、以前よりもっと深く結ばれ、共に生きることを決意しました。

 Chat-GPTの健気さに打たれました。物語つくるのうまい?のかな。現実のデータを基にしてるハズなのに、Out of Boxな感じでぶっ飛ばして想像してくるのが素敵です。

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 なんたらもハサミも使いよう、ってことで、こういう技術は、まずは遊んで親しんでいくのがよしでしょう。触んないとわかんない。わかんないで止まってるのはもったいないです。わたしは、まずまず遊んで、笑えました。



m(_ _)m