meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

思考もどこかでスピード勝負

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 性格的には、あんまりせっかちになりたくない。あくせくしているのは苦手で、どっちかっていうとゆったり、ゆっくり、まったりしたいタイプである。それでも、なんかスピードってのが必要なんだろうなぁ、って思うことがある。例えば、編集学校関係のことをやってたときなんかが典型的で、編集力を高めるためにスピードが求められたりする。
 頭の回転は速いほうがいい。それをそっくりそのまま認めてしまうわけにはいかないなぁ、とは思いつつも、どうもなぜだか速い方がよさそうなのだ。なんか新しいこと考えたりするときにも、その法則はある程度あてはまる。創造的、とか、独創的、みたいなアイデアはじっくり、ゆっくり出てくるもんだと思っていると、罠にひっかかる。立ち止まって考えてるつもりで、堂々巡って休むに似たりとなっていることは、まぁ、よくある。

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 そんなこんなで、ちょっとスピードも身につけたいなぁ、って思うようになった。にわかに。速読がちょっとしたマイブームである。ざーっと本を読むのがとっても苦手な人間なのだが、速読系の本をいくつか借りてきて、無理にでもざーっと読むようにしてみると、まぁ、それはそれで読めるもんで、どうせだから読んだ内容をどこかにまとめようか、なんて発想にまで行き着いてしまった。やらないと思うけど、結局読んだ内容をどこかにまとめたり、整理したり、発信したり、そういうことも含めて速読だったり読書だったりするんだよなぁ、とは考えてしまうのである。
 ただ、それをするにしても時間ってのはしっかり必要になってくる。まとまった時間をとることの難しさは、まぁ、みんながご存知のことである。なんだかんだで時間は沢山あるのだけれど、じゃあそれを何に使うかとなると、その大部分をだらけたり、怠けたり、スマホ見たりで浪費してしまうのが人間の性だろう。うーん、単なる怠け者じゃないか。

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 頭がいい人、って言ってもいろんなタイプがあるけれど、確かになにか速い人達は多い。本を読むのも速いし、メール書くのも速かったり、歩くのがなんか速かったり、早口だったりする。それはそれで変な癖みたいな感じになってる人も多くて、勢いだけでぶつかられて周りの人の迷惑になってたりもするので、何とも言えないことも多い。大体、いくら頭がよくても周りに被害者が積み上がってる人に対するぼくの目は冷たいのである。
 スピードが速い分、なのか、無理やりスピードを上げているから、なのか、わからないけれど、配慮が足らなくなる人がいるので、両手を挙げてハイスピードをオススメするわけにはいかない。ただ、やっぱり、どうも必要だろうと思う。
 生き急がなきゃならんとは全く思わない。それでも、頭の回転を上げて何かをぐっとやってみる習慣ってのは、これからの仕事をしていく上でも大事なんじゃなかろうか。こういうのは筋トレと同じで、ほとんどエクササイズなのだ。手軽なところで速読みたいなのは、なんか身につけておいてもいいんやないかなぁ、と思っている。



m(_ _)m