3月11日である。今年も晴れた。東日本大震災から9年が経った。そう言われても、そこまで大きな感慨はない。もうそんなに経っちゃったのか、と思うぐらいである。
今年はちょっと、いつもとは違う3月11日になっている。世間では新型コロナウイルスが流行っている。なんというか、事の重大性をどの程度わたしが認識できているのかはわからないけれど、まさしく「流行り」な感じがあって、何でもかんでもとにかく「コロナ」だということになっている。その影響で、東日本大震災関連のイベントなども中止になったらしい。大きな大きな流れに、世界が飲み込まれていて、中には溺れる人もいるのだろう。濁流は嫌いだ。それは震災のときから、変わらない。
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個人的にも、この3月11日は例年通りとはならなかった。有給をとって、休んでいる。朝ごはんを食べてから、ランニングして、少しだけ筋トレして、洗濯物を外に出した。春を感じさせる気持ちのいい空気が流れるデスクに座って、この文章を書いている。お供は、KALDIで買ったインスタントコーヒーと、コストコで買ったBROOKSIDEというチョコレートだ。チョコレートの中に入ったブルーベリーがうまい。
Google home mini でNHKラジオの『すっぴん!』を聞いている。すっぴんは今年で放送終了。調べてみたら放送開始が2012年の4月で、わたしがビューポイントコミュニケーションズで働きはじめたころだった。一番聴いていたのは島根在住時だから、だいたい2015年の春から2018年の春までだろうか。
そう考えると、友達の家や会社に転がり込んだことも、移住したことも、中村さんのコーヒーを飲んでいた頃からフルールの薬膳カレーを食べていた頃まで、全部がこの9年の間に収まってしまう。とっても長い時間を過ごして、いくつもの時代を通り過ぎてきたのだなと、改めて実感する。
そんでもって、相変わらず(?)転職を控えている。今年はまた変化の年になっていて、今はその隙間にいる。おおよその引き継ぎが終わった。引き継ぐ業務は残り3つ。もちろん漏れはあるだろうが、そこまでフォローできるものではないから、ある程度で区切りをつけていく。あとは、これからに向けて準備を整えていく。
3月11日に有給をとったのは、たまたまだ。月初の流れを考えたときに、休めるのがここだったというだけで、特に意識したわけではなかった。だけど、落ち着いて黙祷できるのは、ちょっとだけ、嬉しくもある。
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生活は変わっていく。ライフスタイルも変わっていく。今度の転職で、無理もしながらだけど、また、わたしはわたしの文脈に近づいていく。自分で切り拓く道もあれば、他人に切り拓かれる自分もある。そのことの、どちらもを「よし」としていけるかどうかだと思う。そして、その中でも、自分なりの正しさを考え続けていけるかどうかだと思う。
周囲を見渡せば、世はコロナだ。その中には震災的日本が含まれている。正しさの圧力を感じてはいないだろうか。生き方や、働き方はどうだろうか。
m(_ _)m
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