meta.kimura

感情の率直と、思索の明澄と、語と文との簡潔とです。

働くこと

橋渡し人材より、現場にいるなんかITに詳しい人の方が頼もしい

情報システム系の部署にいると、現場の運用は見えてこない。これはなんたって、どうしょうもないことで、現場に行ってヒアリングすりゃあいい、とか言われるけども、どうにもそういうわけにもいかないのだ。普段からそこにいるわけでもなく、様々な業務フロ…

世界は政治でできている。

年末。なんとなーく2021年を振り返っている。今年もコロナで、去年もコロナだった。しかし、去年頃からだったか、へー、政策って世論の声で動くんだなぁ、なんてことを感じるようになった。確か、2020年の国民一律10万円給付辺りからだったような気がする。…

大きなことは、やんわり決まる

転職5回。前半3つは小さな組織ばかりだったけど、後半3つは結構大きな組織に所属していて、今もそれなりに大きな場所にいる。渡り歩いてきた、みたいなパワフルな言い方はできないけれども、それなりに組織に潜り込んで、まわりを観察してきたと思う。 そ…

仕方がないは仕方がない

仕方がないから仕方がないって言ってるんだけれど、実際には仕方があったりすることもあるから、なんとも言えない。とはいえ、仕方がないことを仕方がないと受け入れてもらえずに、強情に襲われてしまうのは、なんとも切ないし、メンタルを消費してしまう。…

AIで自動化とか言うけれど、だいたいはExcelで出来てしまうのではないかとか思ってしまう

最近、仕事は業務システム一辺倒になっちゃって、Excelを使う機会がめっぽう減った。制限があってSQLも簡単なselect文しか使っていないし、pythonでデータを切り分けたり、グラフ作ったりっていうこともしなくなったので、なんだか、情報システム屋さんに近…

退職を申し出る。

転職、という言葉はあんまりしっくりこない。これから新しい職場に向かうのだから、まさしく転職、なのだけれど、あんまり職業を転じているような実感は持っていない。だからなのかわからないけれど、昔からぼくのPCにあるのは「移住活動」フォルダである。…

はたらかないおじさんと、はためいわくおじさん

「働かないおじさん」という言葉をちょくちょく見るようになった。「Windows2000」ってな類語もあるらしい。意味は、年収2000万もらっている窓際族とのことで、そんなレベルの働かないおじさんを抱えることができていた大企業の器の大きさを推し量る。だけど…

成果を出したからお金をあげるね、と、お金をあげるから成果を出してね

例えば自分が経営者だったとして、社員に対してどちらの姿勢で臨むかを考えてみると、どうだろう。成果を出したからお金をあげる。お金をあげるから成果を出してね。順序が違うだけなのだけど、やっぱり、ニュアンスがちょっと違う。 わたしだったら、どちら…

35歳未経験SE爆誕まで、あと3ヶ月となりました。

というわけで、大晦日です。タイトルの通り、4月には35歳未経験SEとして働きはじめることになっています。未だに信じられないことですが、さすがに嘘ではないでしょう。病院勤めのSEです。何やるのかは、まだイメージできていません。勉強中です。よく内定が…

仕事のできる困ったちゃんと、仕事のできない困ったちゃんへの対応について

世の中の仕事の8割は困ったちゃん対応である。と、感じることが多い。言葉が通じないのだろうかというぐらいなトンデモ理論で攻めてくる困ったちゃんは、自組織の外にもいるし、残念ながら、まっこと残念ながら、中にもいる。 当然ながら、中にいる方が厄介…

クレームは社会をよくするか。あるいは、利益世界の交渉力について。

怒られた。相手の不備に対応するための電話をかけたときに、相手にクレームをつけなかったことを怒られた、らしい。こちらが強く出なかったから、ということであろうか。わたしにはその意味がわからない。理不尽な怒られ方をして、しばらく何にもできなかっ…

データはひとつでも、認識はたくさん出来上がる。導かれる結論は1つにゃなんないってお話

例えば、5月の売上が100万円だったとする。これを多いと見るだろうか、少ないと見るだろうか。 ほんの少し考えればわかるかとは思うが、答えは「多いも少ないもわからない」である。単月の売上だけ見せられても、その事業の規模だとか、今までの推移だとか、…

もう終身雇用なんて守らなくていいと思っている

トヨタの社長が終身雇用難しい発言をしたとかいうニュースが聞こえてきた。もう時代も令和だし、そろそろそうなるだろうなぁ、なんて転職まみれのぼくは呑気に受け取った。そりゃあ、そんな雰囲気にもなってくるだろう。日本型経営を続ける企業があってもい…

ゴールデンウィーク10連休の効用。

10連休も残すところあと2日になった。予定のない連休を過ごしてみて思うことは、こんだけ長い休みがあるっていいな、ってことだ。いや、そのままの意味で受け取ってもらうと困る。こんだけ長いと、それなりに日常のリズムができてくる。それがとてもいい…

とある大きな組織の中での生存戦略

振り返ってみるに、現在、自分史上一番よろしくない思考の上司に仕えていると思われる。それはそれなりに危険なことではある。なので、まぁ、基本的にはもう組織の外に出てしまおうという方針で動いている(いいところがあったら教えてほっしぃ)。 流れ上、…

古いシステムより新しいシステムの方が使えるかというと、そうでもないという話。

組織をいくつか渡り歩いているからか知らないが、どうも業務システムの更新ってな局面にぶつかることが多い。すっごいふるーくて、化石のようなシステムがまだ現役で動いていて、そろそろ流石にやべぇんじゃねーの的な話が降り積もって、ようやくやっと重い…

損得勘定世界にて。

仕事の報酬は仕事である、と書くとなんともワーカホリックな感じになるが、だからといってただただ報酬を求めて仕事をしているかと言われると、そうでもない。人間はさほどシンプルで合理的につくられてはおらず、複雑でめんどくさくって天の邪鬼なのである…

情報過多の時代

情報が多い。インターネット黎明期だったか、2000年を過ぎた頃だったか、人の情報摂取量がうん倍になったとかいう話があった。それも今やスマホ時代、タブレット時代。どういうふうに「情報の摂取量」を計測したのかはわからないけども、たぶん、さらにうん…

死ぬまで働く世代。

温泉に入ってぼーっとしていたら、旅行者らしき爺さんが2人はいってきた。話題は旅の話である。どうやら、爺さんAは京都が嫌いらしい。話しかけても人がろくに返答せん、とのこと。見知らぬ人と話すのが旅の楽しみなのだろう。爺さんBもそれに同意する。…

退職前の、有給消化な日々の過ごし方。

先週金曜日が最終出勤日だったので、只今、むりくりいただいた有給を少しだけ消化中です。繁忙期がもうすぐ終わるという頃。出勤した方がいいのだろうなぁ、という気持ちと、とはいえ次も決まってないのに有給残して最後まで勤務し続けるのも妙だなぁ、とい…

マネジメントだとか、組織のことを考える。

「マネジメントにとって、一番大切なことは何だと思いますか?」と聞かれて、困ってしまった。いつかどこかで受けた面接でのことである。はっとして、むっと黙った。ビジョンを共有すること、なんてありきたりな答えがおそらくの正解かもしれない。しかし、…

人生はおもしろい。

人生はおもしろい。こんな文章を、手汗をかきながら、心の底から湧いてくる焦燥感を必死で抑えながら、そしてどこかで自分をおもしろがりながら書いているのだから、やっぱり人生というのはおもしろいものなのだなと、思う。 予想外の出来事に、ままならない…

こんなもんスグできるやろ案件

お客さんから苦情をいただいたらしい。たまーにあることで、それ自体はどうっていう程のことでもない。流れ弾に被弾したようなもんであって、要は運が悪かった。たまたま電話に出たのがワタシだったのだ。それはみんなもわかっている。わかっているがやるせ…

無理が通れば道理が引っ込むならば、無理を通せば無敵なのか。

とても悩ましい。これに関しては、ずーっと前から考え込んでいて、答えが出ない。答えが出ないだけならまだいい。本当に、生存戦略としての筋肉の重要性に、わたし自身が敗北しつつあるから怖いのだ。 世の中、オラオラした方が勝つ。これがどうにも尤もらし…

無理が上から降ってくる、サラリーマン的哀しさについて

経営者ってのは、そんなもんじゃないの、と、名古屋で会った友達は言った。今の上司がさ、社会人になってから初めて出会うレベルの馬鹿なんだよね、と、東京で会った友達は言った。どちらも仕事上の話で、どちらも指示に関係する話である。 一方は、大量の郵…

マニュアルとか手順書とかに載せられない「やり方」を見落とさないこと

最近、ぼーっと考えていることと言えば、スタイルのことである。スタイルというと、ライフスタイルとか、スタイルがいいとか、ワークスタイルとか、そういうもので、姿勢でもあるし、なんというか形はあるけどもふわっとしていてうまく掴めそうで掴めない、…

マイプロとか、そのポイントとかなどの話などなど。

なんだかんだで定期的にマイプロの話が出てくるような気がしている今日このごろ。お久しぶりの投稿になりました。kimuraです。最近、再度マイプロ話が出てきましたので、そもそもマイプロとはなんぞや?という話とか、いくつかのポイントを書いておこうとい…

人に恵まれていること。人に生かされているなぁと感じること。

お昼ごろ、京都の友達からメッセージが入る。これから松江に来るとのことで、あわてて仕事を終わらせる。事務所を出たところで、集中講義で会った学生に声をかけられて、少々驚く。さすがに名前を覚えられていたようで、何となく嬉しくもある。一旦帰って、…

教育評価をどうするか問題。適切なルーブリックはどうやって浸透させたらいいんだろう?

何を考えているやらkimuraです。当然のことながら、こんなことを考える身分ではありませぬ。ありませぬけども、目の前にひょこんと現れたからには、何も考えずにスルーするわけにもいきませぬ。自分、不器用ですから。 ルーブリック問題が降ってきたのは、た…

どのぐらい首を締めるか?が制度設計の要だと思うんです。

どうやら何とか繁忙期を乗り越えたようです。ほどほどに業務がなくなって、だいぶとヒマになりました。ヒマしてる場合じゃないんだけど、まぁ、こういうときぐらいはサボらせてください。えっと、いっつもサボってんじゃんってツッコミはなしで。(;・∀・) …